2019年、関東地方や甲信地方、東北地方を襲った令和元年東日本台風。記録的な大雨となり、甚大な被害をもたらしました。
令和元年東日本台風により、生活で必要なライフラインがストップ。長期間にわたり、水や電気が使用できない状況が続きました。そんな中でも心の支えになったのは、スマートフォンではないでしょうか?SNSを活用した支援の輪が広がり、心身ともに助けられた人は多いと思います。
今回は、災害用に活用する懐中電灯・LEDライトのおすすめ商品をご紹介します。選び方やおすすめメーカーも解説するので、購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
目次
【2019年】令和元年東日本台風の影響で防災グッズが注目
去年の台風、防災グッズがネットでも一気になくなり、焦った経験があります?
余裕がある今、吟味しつつ
買い足しました?当たり前だけど
不安を減らすと安心する?・ラジオ
・非常用トイレ
・ランタン
・カセットコンロ
・乾電池
・防災用食料(羊羹、缶パン、フリーズドライ系)
#HSP— まめちょここ (@mamechokoko) May 12, 2020
令和元年東日本台風の経験から、店舗やインターネットサイトでは防災グッズが品切れ状態。スーパーでは、食料品の棚が空っぽになる光景もありました。「何か起こってからでは遅い」と、準備不足を痛感した方も多いでしょう。
台風大丈夫かなぁ、、
マンション9階で、取り残されたとして、昨日のスーパーこんな感じで、食料不足が不安です、、、 pic.twitter.com/WabXSoEjdF— ポポ@ポメラニアン (@popo_chan0708) October 12, 2019
2020年5月、台風1号が発生。今年も台風の季節が近づいてきました。大切な人の命を守るために、防災グッズを揃えておきましょう。今回は、非常用の懐中電灯・LEDライトに注目!選び方やおすすめ商品を紹介します。
【非常用】懐中電灯・LEDライトの選び方
出典:Amazon
さまざまな商品が発売されているので、「どの商品を選んだらいいのか、わからない」と悩んでいる方は多いでしょう。非常用の懐中電灯・LEDライトを選ぶときは、下記のポイントに注目してみてください。
【非常用 懐中電灯・LEDライトの選び方】
- 種類
- 電源のタイプ
- 付属機能
それぞれの項目について、詳しく解説します。
ライトの種類
非常用の懐中電灯・LEDライトは、「明るければいい!」というわけではなく、使用目的にあったものを選ぶことが大切です。ライトは【手持ちタイプ】【ヘッドライト】【ランタンタイプ】の3種類が主流です。それぞれの種類によって使い勝手が異なるので、まずは特徴を理解しておきましょう。
手持ちタイプは使い勝手が抜群
出典:Amazon
手持ちタイプの懐中電灯は使い勝手が抜群。持ちやすく軽量なので、子どもから高齢者まで簡単に使いこなせます。自宅の中を歩き回るときや、ピンポイントで照らしたいときに活用できます。しかし、片手がふさがるので、避難時には不便。あくまでも家庭用の灯りとしておすすめです。
ヘッドライトは両手がフリーになる
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ヘッドライトは、頭に装着するライトです。顔を動かした方向にライトが照らされるので、避難用や手元作業をするときに最適。両手がフリーになるので、動き回るときには便利です。ヘッドライトは、ピンポイントの照射に優れているので、広範囲を照らすことはできません。
また、ヘッドライトを購入するときは、固定力を確認しておきましょう。頭に装着をしても、歩くたびにズレてしまえば意味がありません。逃げ遅れる原因にも繋がるので、商品詳細欄や商品レビューを確認することも大切です。
ランタンはルームライトとして活躍
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ランタンは360°全方位照らせるライトです。停電が起こったときに、部屋の中心に置いておくと、部屋全体を明るくできます。本体上部にフックが付いていると、天井から吊せるので、さまざまな場所で活用できます。
手持ちの懐中電灯やヘッドライトよりも広範囲にライトを当てられることが魅力。しかし、ピンポイントで照らすことには適していないので、活用シーンが限られてしまいます。
非常用ランタンには、直線的なライトやスマートフォンが充電できる商品も登場。機能性が優れているほど高値になりますが、利便性を重視する方は多機能ランタンがおすすめです。
電源のタイプ
非常用の懐中電灯・LEDライトの電源は、【電池タイプ】【充電タイプ】【ソーラータイプ】【手巻きタイプ】が主流です。利便性やバッテリの寿命も異なるので、それぞれの特徴をふまえて選んでみてください。
電池は圧倒的な光量が魅力
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懐中電灯は電池が主流。直線的かつまぶしいほどの光量を出せるので、非常用としては最適です。コンビニやスーパーでも販売しているので、入手しやすいことも魅力。しかし、災害時には店舗を開いていないことが多く、準備していたとしても電池をたくさん持ち運ぶのはとても荷物になります。
充電タイプは日常的に使用できる
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バッテリーが搭載されているライトは、キャンプや登山、バーベキューなど、日常的に使用できることが魅力。電池を必要としないので、長期的に考えて省コストで使用できます。常にフル充電にしておけば、緊急時にも対応可能。再充電が必要になるので、あくまでも予備のライトとして検討しておきましょう。
ソーラータイプは電池切れの心配がない
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ソーラータイプは、太陽光によって充電をするので、電池や電源の有無は関係ありません。しかし、日光の当たる場所でしか充電ができないので、天気が崩れている日が続くと、とても不便。また、避難所など、共同スペースの中に置いていると、盗難のリスクも考えられます。
手巻きタイプは環境に囚われない
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手巻きタイプは、ハンドルを回すと充電ができるライトです。電池や電源が不要なので、災害時には大活躍しますが、手で回すときの労力がかかります。子どもや高齢者にとっては扱いづらいと感じるでしょう。
手巻きタイプの中には、ソーラーや充電タイプが備わっている商品もあるので、複数の電源方式が搭載されているライトがおすすめです。
ライトに搭載されている付属機能をチェック
非常用の懐中電灯・LEDライトに中には、ラジオやスマートフォン充電機能など、災害時に活用できる機能がたくさん搭載されています。停電時に備えて、なるべく多機能の商品を選びましょう。
ラジオは被害・復旧状況が確認できる
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停電が起こったときに活躍するのがラジオです。給水車や炊き出しの場所、被害・復旧状況の確認ができます。生きるための情報を入手できるのはもちろんのこと、「これからどうなってしまうのか?」という不安を少しでも解消できるので、ラジオはとても役立ちます。
スマートフォンが充電できれば外部に情報を発信できる
出典:Amazon
ライト本体に内蔵されているバッテリーを利用して、スマートフォンが充電できる商品も登場しています。インターネットが使用できる環境であれば、「必要な物資」「捜索願い」「ボランティアの集合場所」などの情報を発信できます。
また、スマートフォンの充電があれば、避難所での退屈な日々でも、音楽を聴いて気分転換できます。
【非常用】懐中電灯・LEDライトのおすすめ商品3選
これまで解説した「選び方」をふまえて、災害時に活躍する懐中電灯・LEDライトを一挙公開!コストパフォーマンスに優れた電池も紹介するので、電池式の商品を選ぶときは、ぜひ参考にしてみてください。
Litom LEDヘッドライト
出典:Amazon
コンパクトかつ軽量、自由自在に角度を調節できるヘッドライト。「IPX6」防水仕様なので、雨や雪の環境でも快適に使用できます。
ホワイトカラーのLEDは「ハイ」「ロー」「点滅」モード、レッドは「安定」と「点滅」モードを搭載。説明書を見なくても感覚で操作できるので、避難時にも最適です。実際に使用した方から、下記のレビューが寄せられています。
8月6日未明に大きな地震が発生し、最初の大きな揺れがおさまった直後に北海道全体が一気に停電になりました。室内はまだ真っ暗。慌ててこのヘッドライトを取り出し、家族と室内の無事を確認しました。点灯ボタンの位置が分かりやすく、暗闇でも間違いなく点灯できること、LEDがとても明るいことが大変助かりました。
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【商品詳細】:Litom LEDヘッドライト
【対応電池】:パナソニック エボルタ 単4形アルカリ乾電池
Emmabin 非常用ライト
出典:Amazon
【電池】【USB充電】【ソーラー充電】【手回し充電】機能が搭載された非常用ライト。環境を選ばずに利用できるので、災害時に大活躍。フル充電時には、ラジオ8〜10時間・読書ライト16〜20時間使用できる優れものです。
ラジオ機能やスマートフォン充電機能も搭載されているので、停電時やネット環境が不安定な場所でも情報を入手できます。
最近災害が多いので、この商品を購入しました。ラジオと必要な機能がすべてそろっています。更に、ソーラー、充電、ライドもできて、災害用で安心です。届いた後、すぐ使ってみました、使いやすくて満足です。見た目は良くて、普通家用でも大丈夫だと思います。
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【商品詳細】:Emmabin 非常用ライト
Raniaco LEDランタン
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コンパクトながら、360°全方位を照らせるランタン。上部の蓋を引き伸ばすだけで自動点灯。収納時は約半分のサイズになるので、持ち運びにも適しています。単三電池3本で、約10時間稼働するスタミナも魅力。防水性を兼ね備えており、避難時にも周囲を照らしながら歩けるので、とても便利です。
床に置くのはもちろんのこと、上部にフックが付いているので、木の枝にかけることも可能。実際に使用した方から、下記のレビューが寄せられています。
第一印象としては、「すごく小さい」が「むっちゃ明るい」でした。まぶしいくらいです。上部を引き出す事でスイッチが入りますが、少し上げるだけでスイッチが入り、全部引き出す必要はありません。明るさは一定で変更できないので、出し加減で明るさを調整する事になります。引き出す力加減もgood!スカスカではなく手ごたえがあり、どの引出し位置でも保持してくれます。調整した後、手で持って歩いても位置はずれません。
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【商品詳細】:Raniaco LEDランタン
【対応電池】:Anker アルカリ乾電池 単3形
まとめ
今回は、非常用に役立つ懐中電灯・LEDライトをご紹介しました。さまざまなメーカーが商品を発売していますが、用途や電源タイプ、付属機能を基準に商品を選びましょう。災害が起こってからでは遅いので、あらかじめ準備しておくことが大切です。