地球温暖化による異常気象や、南海トラフ地震の危険性から、未曾有の事態がいつ起こってもおかしくない日本。命を守るためには、防災意識を高める必要があります。
近年、海面温度の上昇により、これまでにない勢力で台風が発達・直撃しています。台風によって何日も停電が起こり、不自由な生活を送った経験のある方も多いでしょう。
今回は災害時にも活躍する小型発電機のおすすめ商品をご紹介します。また、選び方や実際に利用した方のレビュー・口コミも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
停電によって命を落とす方も【電源車の派遣は優先順位がある】
「停電=電気は使えないけど重大なことではない」というイメージを持たれている方も少なくないと思います。しかし停電は命を落とす原因にもなるのです。
実際に【令和元年房総半島台風】では、千葉県に住む方が長期間の停電による熱中症でお亡くなりになられました。
旅行が好きで、施設のお風呂や朝食のパンを楽しみに暮らしていた母親は、去年9月に千葉県を直撃した台風15号のあと、亡くなりました。母親の命を奪ったのは、浸水でも強風でもなく、長期化した停電でした。https://t.co/AVDgc4fMab pic.twitter.com/0zoKc1837p
— NHK@首都圏 (@nhk_shutoken) September 10, 2020
実は、東京電力が「施設のある君津市では、9月10日うちに99%以上の地域で復旧する」という見通しを示したのです。しかし、千葉県などが電源車の派遣の優先順位を決めていなかったことなどから、緊急性の高い施設に円滑に配備されませんでした。
【令和元年房総半島台風】の教訓をきっかけに、各地自体が電源車をどこに配備するのか、優先順位を決めるリストを作成しました。
出典:NHK
上記のリストを見る限り、一般家庭への派遣は優先度が低いことになります。万が一、停電が長期化した場合、自ら電源を確保する必要があるのです。
長期間の停電によって命を落とさないためにも、小型発電機などをあらかじめ準備しておくことが大切です。
小型発電機を購入する家庭が増えている
台風などの教訓をきっかけに、小型発電機を導入する家庭が増えているようです。
キャンプで大活躍するだろうし、災害時の停電対策として、そして太陽光発電で普段から電気代を節約出来るし
と言うことでコンパクトな充電器+発電機を買ってみた。#発電機 #太陽光発電 pic.twitter.com/aoGxeQBkSD— Bobby ? The Multitude (@bobbyht) September 11, 2020
台風を機に、親 発電機購入^^
動作確認中〜(。-∀-)// pic.twitter.com/mkJFchRXeI
— ?ᴀᴋᴇᴍɪ? (@kote_koma_rai) September 12, 2020
会社からスマホで備蓄の準備
小型の発電機も買った(安いやつ)
停電時、トカゲの保温も安心?帰りに備蓄用トイペとティッシュと猫の餌買って帰る
— KAな汰(ムラサメ.) (@kurono_raikiri) September 18, 2020
発電機があることで、スマートフォンや扇風機、暖房器具、調理などのアイテムが使用できるようになります。
小型発電機の選び方
さまざまなメーカーが小型発電機を発売しているので、どれを選んだら良いのか迷ってしまう方も多いでしょう。小型発電機を購入するときは、下記のポイントをおさえておきましょう。
【小型発電機の選び方】
- 消費電力と起動電力を確認
- 最適な発電機の出力を選ぶ
それぞれの項目について詳しく解説します。
消費電力と起動電力を確認
小型発電機はシーンや目的に合わせて、発電機に繋げたい電気機器の消費電力(W数)を確認します。
【消費電力と起動電力の目安】
出典:HONDA
つまり、上記の電気機器の起動電力をカバーできる商品を選ぶ必要があります。
最適な発電機の出力を選ぶ
複数の電子機器を発電機に繋ぐ場合は、電子機器の起動電力の合計値よりも大きな電力の発電機を選びましょう。
出典:HONDA
上記の場合、1090W以上の出力が必要になります。万が一、停電になったときにどんな電子機器を利用するのか、あらかじめシミュレーションをしておきましょう。
【停電時に大活躍】小型発電機のおすすめ商品3選
選び方をふまえて、小型発電機のおすすめ商品をご紹介します。利用者からのレビューも紹介するので、ぜひ試してみてください。
FlashFish
出典:Amazon
高機能なリチウムイオンを搭載したポータブル電源です。
おすすめポイント①複数の充電手段
ACコンセントから充電できることはもちろん、12Cシガーソケットのカーチャージャー からの充電、太陽光パネルを使ったソーラーチャージャーによる充電の3パターンの充電方式を用意しています。そのため、キャンプや釣りなどはもちろん、災害時に安定した電源が確保できないシチュエーションでも効率的に充電できるポータブル電源として大変重宝します。
また、本体にバッテリーの残量を表示するLEDパネルが設置されているので、本商品の充電残量が一目で把握できます。
おすすめポイント②予備電源として優秀な高機能
軽量なので女性でも楽々持ち運びをすることが可能です。発熱防止などの各種の保護機能も搭載しており安全。 充電ポートが複数ついているため、複数台のスマホを同時に充電することができるほか、さまざまな電子機器に電力を供給することができます。
さらに、急速充電用のUSBポートを使用することで、通常の充電ポートの4倍のスピードで急速充電することができるようになっています。緊急で連絡を取る必要が生じた時に便利です。
利用者からのレビュー・口コミ
実際に利用した方のレビュー・口コミをご紹介します。
台風15号で停電し、仕事の継続が難しくなった。そこでこちらの非常用電源を購入。ただ、充電しないと使えないようだとあってもムダになる。だが運を天に任す気持ちでポチっとした。届いた梱包を解いて、中身を開け、電源をONにしたらなんとフル充電済みだった。その日は徹夜で仕事を完遂したが、それもこの電源があったおかげ。ノートPCを稼働させ、スマホを充電しながらテザリングし、LEDスタンドを付けっぱなしにしたがメモリは2つ程度しか減っていなかった。とにかく小型で軽量、扱いやすい。充電方式が多彩なのも○。何より届いたその日から充電なしで使えたことで5つ星としたい。
引用:Amazon
Jackery
出典:Amazon
複数の充電方法を選択できるほか、安全面もバッチリなポータブル電源です。
おすすめポイント①4つの充電方法を搭載
本商品は、ACアダプター・シガーソケット・ジェネレーター・ソーラーパネルの4種の充電方法を搭載しています。別売のソーラーパネルと接続することで、約7時間でのフル充電ができるほか、他種の方法では約6.5時間でフル充電が可能です。
出力は多くの電子機器に対応しているので、場所を選ばず充電・電力供給ができ、災害時に避難先で電源が確保できない場合などでも大活躍します。
おすすめポイント②安全対策を徹底
本商品に搭載されたバッテリーマネジメントシステムにより、本体の温度が最高でも75度に抑えられるようになっているほか、過充電・過放電の防止、入力過電圧の防止など、各種安全対策がしっかりと施されています。
利用者からのレビュー・口コミ
実際に利用した方のレビュー・口コミをご紹介します。
本体サイズは予想どおりだったが、重量は予想よりも軽かった。軽自動車用の鉛蓄電池よりも軽いので気軽に持ち歩ける。純正の折りたたみ式ソーラーパネルと一緒に使うことで、キャンプでも使うことができる
引用:Amazon
YUNLIGHTS
出典:Amazon
軽量で持ち運び便利。避難所に持ち込むにも便利な高機能ポータブル電源です。
おすすめポイント①避難所使いに便利な高機能
避難所で充電している際に本体から音を発していると、特に夜間は近くの滞在者の方の目が気になってストレスになってしまいます。本商品は静音冷却ファンを搭載しているおり、稼働中の発熱を抑えるので静音で充電することができ、夜間のご使用時にも快適です。
また、搭載されたLEDライトは通常点灯・ゆっくり点滅・高速点滅の3種類のモードがあり、様々なニーズに対応可能です。
おすすめポイント②圧倒的な軽さ
災害時に荷物をまとめて避難する必要が生じた場合、荷物が重くなってしまいがちです。しかし、本商品は高性能でありながら0.98kgという圧倒的な軽量さを実現しているので、荷物を運搬する際にも負担を軽減します。女性でも持ち運べる重さなので安心です。
利用者からのレビュー・口コミ
実際に利用した方のレビュー・口コミをご紹介します。
この手の電源は、欲しい欲しいと思いながらも値段やタイミングで購入することができませんでしたが、今の情勢から、もしかしたら車でしばらく生活するかもしれないと思い、車の電源を切った状態でも電気が使えるようにとこの製品を購入しました。料理とかはやらないので、USBケーブルからスマホの充電や車の中を換気するためのUSB扇風機、ノートPCの充電などなら問題なく利用できました。今どの位の電気を使っているかが分かればなお良かったと思いましたが、この値段なので仕方ないですね。たまに利用するにはもってこいです。
引用:Amazon
まとめ
今回は小型発電機のおすすめ商品3種類をご紹介しました。長い避難所生活を強いられるシチュエーションに陥ったときに意外と大変なのが電源の確保です。
今回紹介したポータブル電源があれば、安定した生活に近づけることが可能です。ただでさえ物資不足で大変な緊急事態。そんな災害時に出くわしてしまった際に負担を少しでも軽減するため、ポータブル電源の導入を検討されてみてはいかがでしょうか。