臨場感たっぷりの映像が楽しめるドローン。最近では「トイドローン」と呼ばれる商品も発売されており、誰でも気軽に飛ばせるようになりました。
本格的にドローン撮影をしたい方の中には「シネマティックな映像に仕上げたい」と思っている方も多いでしょう。今回は、ドローンを使ってクオリティの高い映像を撮影する3つのコツをご紹介します。初心者におすすめのドローンもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ドローンを使ってシネマティックな映像にする3つのコツ
【ドローンを使ってシネマティックな映像を撮影する3つのコツ】
- 障害物センサーをOFFにする
- 構図を決めておく
- 上昇や下降・旋回などを使う
それぞれの項目について、詳しく解説します。
障害物センサーをOFFにする
DJI製品のドローンの場合、障害物を検知して衝突を防ぐための「障害物センサー」が搭載されています。たとえば「Mavic Air」や「Mavic mini」などのコンパクトなモデルなら、木や枝などの障害物の間を通すことも可能です。
「障害物センサー」がONになっている状態だと、障害物の間を通すような攻めた映像は撮影できません。ドローンの操作に慣れてきたら、障害物センサーをOFFにして撮影をしてみましょう。自分の目線の高さでドローンを飛ばし、低空飛行で練習をするのがおすすめです。
構図を決める
ドローンのバッテリーは20〜30分程度と長くありません。飛ばしてから「どんな撮影をしようかな」と考えていると、あっという間にバッテリーがなくなってしまうので、あらかじめ撮影の構図を決めておくことが大切です。
シネマティックに撮影するコツ①手間に被写体を置いて奥行き感を出す
ただ空を撮影するだけでは映像の立体感に欠けてしまうので、奥行き感を出してみましょう。具体的には、ドローンの前に人物や障害物を置き、飛び越えたり回ったりする方法です。
動画の冒頭にあるカットでは、「ドローンが人物を追い越して大海原に飛び出す」演出になっています。ドローンの高度や速度がわかりやすいですよね。
その他にも岸壁や木を手前に置き、ドローンで飛び越える撮影をすると、臨場感たっぷりの映像に仕上がります。
シネマティックに撮影するコツ②上昇・下降・旋回を使う
ドローンの基本操作である「前進」は、壮大な映像表現ができます。しかし前進だけでは映像に変化がなく、ありきたりな印象になってしまいがちです。そんなときには、上昇・下降・旋回などの操作も組み合わせてみましょう。
動画の冒頭では、岸壁を被写体としてドローンを「旋回+横移動」させています。また、ドローンのカメラを真下に向けて撮影したり、上昇や下降などのテクニックも合わせたりすることで、同じような場所でも全く違う印象を受けます。
シネマティックに撮影するコツ③飛ばしながらカメラアングルを変える
DJI製品から発売されているドローンのように、飛ばしながらカメラアングルを操作できる機種があります。飛ばしながらカメラアングルを「下から上」などに向けることで、より印象的な映像に仕上がります。
動画の冒頭では、カメラを下に向けながら砂浜を撮影し、海に近くに連れてカメラを上に向けています。カメラアングルを動かすことで映像に躍動感が生まれ、単調になりがちな映像にアクセントを加えられるのです。
ドローンに対応したmicroSDカードも重要
一般的なドローンは、機体にmicroSDカードを挿入して映像や画像を記録します。さまざまなmicroSDカードが搭載されていますが、4K撮影をする場合はmicroSDカードの容量が大切です。
本格的にドローンを使った撮影をしたい方は、最低でも128GBのmicroSDカードがおすすめです。
初心者におすすめ!ドローンのおすすめ商品
これからドローンを使った撮影をしたい方のために、おすすめのドローンをご紹介します。
DJI Mavic Mini
出典:Amazon
DJIの「Mavic Mini」は、200gと超軽量モデルながら、2.7Kカメラと3軸ジンバルが搭載されたドローンです。
特徴①最大飛行時間は18分
コンパクトかつ軽量ながら、MavicAirシリーズに引けを取らない飛行時間を実現。予備バッテリーがあれば、あわせて40分程度の飛行もできます。
特徴②コンパクトかつ軽量なので手軽に飛ばせる
本商品の重量は200g以下になっており、一般的なスマートフォンとほぼ同じです。4K撮影はできないものの、飛ばすまでの手軽さはDJIシリーズの中でもダントツ。手のひらサイズに収納できるので、ちょっとしたお出かけなどにも選ばれています。
利用者からのレビュー・口コミ
初めてドローンを買いましたが、これは素晴らしい商品だと感じました。 挙げればキリがないですが、画質・飛行安定性・コスパ最強だと思います! いずれレベルアップしてmavic 2pro等も欲しいと思いました。
引用:Amazon
入門用ドローン、セカンドドローンに最適だと思います。 少し前に 強風に負けて 1機ロストしたので 風には注意した方が良いですw 今の機体は、30センチ位の高さから落として シンバル接続エラーになり 修理が必要になりましたw 耐久力に機体差があるようなので 落下にも注意した方がいいです。 1機目は2m位からの落下を何度も経験してるのに 故障知らずでした。 保険に入るのを お勧めします。
引用:Amazon
DJI Mavic Air
出典:Amazon
DJI「Mavic Air」は、コンパクトながら4K撮影を可能にしたドローンです。
特徴①4K/100Mbps動画撮影
コンパクトながらブレない4K撮影が可能。超高画質映像を実現させたことにより、トイドローンよりも高いクオリティの映像に仕上がります。
手のジャスチャーだけでドローンを起動させたり、操作できる「スマートキャプチャ」機能を搭載。自分の思い描いている映像を撮影できます。
特徴②被写体を自動で追跡する機能
被写体を追尾して撮影をする「アクティブトラック機能」や、プロのような映像表現ができる「クイックショット機能」など、撮影をサポートする機能が充実しています。ドローン初心者でも気軽に操作できるのも魅力です。
利用者からのレビュー・口コミ
コンパクトで高性能,この一言に尽きます。飛行の安定性や動画の画質など、申し分ないです。アクティブトラックやスマートキャプチャの性能には驚きました。動きがPhantomと比較するとクイックですが、設定を変えればジンバルの性能もあって滑らかな映像が撮れます。ただ、絞りが固定なので適切なシャッタースピードの映像をとるにはNDフィルターが必要となりそうです。バッテリー持ちはあまり良くないのでセットをおすすめします。欠点を挙げるとすれば、コンパクトさ故の着地時の問題です。砂地で飛行するにはハンドキャッチするか、ランディングマットが必須のようです。買って2回目のフライトでモーターとジンバルに砂がつまり不調になりました。エアダスターを使用しても効果なし。DJIサポートに送ったところ、修理工賃込みで2万円以上修理代がかかったのでご注意を。
引用:Amazon
ドローンを使って印象的な映像を撮影してみよう
今回は、ドローンを使ってシネマティックな映像を撮影するコツをご紹介しました。ただ飛ばすのではなく、被写体や奥行き感を演出すると、クオリティの高い映像が楽しめます。まずはドローン操作に慣れることが大切。さまざまな場所で練習するところから始めてみましょう。