【失敗しないLANケーブルの選び方】最適なLANケーブルの選び方を解説!

Wi-Fiが普及した今でも、安定したインターネット接続にはLANケーブルでの有線接続が大切です。

ただ一言にLANケーブルと言ってもかなりの種類があり、どれを選ぶべきか迷うことも多いでしょう。

そこで今回は失敗しない正しいLANケーブルの選び方を解説していきす!

LANケーブルの選び方とおすすめ製品

LANケーブル選びで大切なポイントは以下の3つです。

  • 通信速度と周波数(カテゴリー)
  • ケーブルの形状
  • ケーブルのシールド

それぞれ解説していきます。

通信速度(カテゴリー)は5e以上を選ぶ

LANケーブルを選ぶ際に最も重要なのが通信速度と周波数。その通信速度と周波数を決めているのがカテゴリーです。

LANケーブルのカテゴリーは「CAT5」「CAT6」「CAT7」のように数字で表示されており、数字が大きければ大きほど通信速度が速く周波数を大きくなります。

要するにより高速大容量で安定したインターネット通信を実現できるというわけです。

そして現時点で選ぶべきLANケーブルのカテゴリーは「CAT5e」「CAT6」「CAT6A」「CAT7」の4つ。

CAT5eより下のカテゴリーは十分な性能を発揮できませんし、CAT7より上のカテゴリーは基本的に業務用で一般家庭で利用するには向いていません。

なので一般家庭でLANケーブルを利用する際は最低でも「CAT5e」、最高でも「CAT7」のカテゴリーの製品を自宅の通信環境や使用用途に応じて選んでおけば十分です。

それぞれの性能・特徴を解説していくので、自宅の通信環境や使用用途に応じて最適なカテゴリーを選びましょう。

最も手頃なカテゴリー5e

最低限のインターネット環境があればOKという方におすすめなのがカテゴリーCAT5eのLANケーブルです。

通信速度は1Gbps出るので、十分な速度を発揮できます。

ほとんどの家庭のWi-Fiルーターが1Gbpsまでしか対応していないと思われるので、1Gbpsの通信速度に対応したCAT5eのケーブルで十分です。

価格も非常に安く、とりあえず有線でインターネット接続できればOKという方におすすめなLANケーブルと言えます。

カテゴリー6

より快適にインターネットを利用したい方におすすめなのがCAT6のLANケーブルです。

通信速度はCAT5eと同じ1Gbpsですが、周波数が2倍になっているためより大量のデータを転送可能。

そのため、CAT5eよりも快適にネット利用できます。

カテゴリー6A

大容量の動画コンテンツなどを快適に視聴したい方におすすめなのがCAT6AのLANケーブルです。

最大通信速度が10Gbpsまで対応しているため、CAT5eやCAT6に比べより高速な通信が可能。

現状では自宅にひかれているネット回線やWi-Fiルーターは1Gbpsまでの場合が多いですが、今後10Gbpsに対応する可能性も高いので、CAT6AのLANケーブルを購入しておくのもおすすめです。

特に大容量の動画コンテンツなどを快適に楽しみたいという方はCAT6AのLANケーブルを購入しましょう。

カテゴリー7

大容量の動画コンテンツはもちろん、オンラインゲームなども快適にプレイしたい方におすすめなのがCAT7のLANケーブルです。

最大通信速度は10GbpsとCAT6Aと同じですが、周波数が600Mbpsまで増加しているのでより大容量のデータを高速で通信することが可能です。

ノイズ性能も高いので、とにかく高速で安定したインターネット接続を求める方、オンラインゲームなどでコンマ1秒の遅延も気になる方におすすめのLANケーブルです。

ケーブルの形状

LANケーブルにはいくつかの形状があります。

基本的にはどの形状でも通信速度には影響しないので、スタンダードケーブルという形状のLANケーブルを選んでおけば問題なし。

とはいえ家の広さや配線の仕方によっては最適なケーブルの形状が変わってくるので、以下で主要な3種類の形状を紹介していきます。

スタンダードケーブル

スタンダードケーブルは最も一般的な形状のケーブルで、比較的太めのケーブルが使われています。

太めなのでノイズ耐性も高く、長距離の配線でも安定したインターネット接続が可能です。

とりあえずケーブルの形状で迷ったらスタンダードを選んでおけば大丈夫でしょう。

ただし、ケーブルが太めなので細かく折り曲げたり狭い隙間を通す場合はあまり向いていません。その場合は次に紹介するフラットケーブルや極細ケーブルがおすすめです。

フラットケーブル

フラットケーブルはその名の通り、薄く平たい形状をしたLANケーブルです。

たとえばカーペットの下や、ドアの隙間など非常に狭い隙間を通して配線したい場合におすすめのケーブル形状です。

極細ケーブル

極細ケーブルはスタンダードケーブルよりも一回り細いLANケーブルです。

細いので狭い隙間も通せますし、柔らかいので細かく折り曲げる配線に最適です。

LANケーブルのシールド

LANケーブルはノイズを低減するためにシールドで覆われています。シールドにも種類があるので、主要なシールドの特徴を理解して最適なLANケーブル選びに役立てましょう。

UTPケーブル

UTPケーブルは電波の干渉などノイズを低減するためのシールドが施されていません。

なので基本的には選ばない方が良いですが、他に電波干渉の元になるケーブルが無い場合や長さが短い場合はUTPケーブルでも大丈夫です。

STPケーブル

STPケーブルはケーブルの周りをシールドで覆っているので、UTPケーブルに比べてノイズに強いのが特徴です。

他のケーブルなどで配線が混雑したり、長距離なる場合にはノイズが発生しやすいのでUTPケーブルがおすすめです。

2重シールドケーブル

2重シールドケーブルは2つのシールドでケーブルを覆うことで、UTPケーブルよりもノイズ低減の性能が高いLANケーブルです。

外部からの電波干渉を防ぐのはもちろん、一定以上の速度で通信するとケーブル内部で発生するエイリアンクロストークノイズも低減することが可能。

高速通信と高い安定性が重要となるオンラインゲームなどには2重シールドケーブルが最適です。

まとめ

Wi-Fiの普及により無線通信が主流になりつつある現代でも、LANケーブルでの有線接続が必要とされる場面は残っています。

特に安定した通信が大切なオンライン会議やオンラインゲームなどではWi-FiよりもLANケーブルでの有線接続が好ましいです。

これまで通信速度が遅く不安定だったインターネットが最適なLANケーブルに交換するだけで快適に利用できるようになることもあります。

これを機にぜひ、最適なANケーブルに交換して自宅のインターネット環境を快適にしてみてください!

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