近年ZoomなどのWeb会議に参加することが増え、webカメラが浸透してきました。
そんな中か「Webカメラは必要?」「パソコンに内蔵されているものをつかえば?」と思っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、ネット会議は対面ではないので、画面でうつるあなたの姿や声があなたの印象のすべてになってきます。
そんなとき画質や音質の悪いものを使ってしまっていると、あなたのイメージまで悪くなってしまいます。
そういったことを避けるため、webカメラが必要になってくるのです。今回はそのwebカメラの選び方とメーカーを解説しながら、おすすめの商品をご紹介します。
目次
Zoomに適したWebカメラの選び方をご紹介
まず、ネット会議でWebカメラを使用するときには、どんなことに注意してカメラを選ぶべきなのでしょうか?大きく分けて4つのポイント+その他のポイントをご紹介します。
画像のよさで選ぶ
Zoomで通話する際、カメラの画質が悪いとこちらの表情が分かりにくく、共有したい資料も見づらいといった問題が起こる恐れがあります。
また、画面の粗さが気になり、集中を乱してしまうことも少なくありません。
そのため、Zoomなどの会議でWebカメラを使用する際は、解像度が高い機種を選ぶことをおすすめします。
画質は低い順からSD➝HD➝フルHD➝4Kとなり、それに比例して値段も高くなっていくので予算を踏まえつつ検討していきましょう。
視野角の広さで選ぶ
視野角とは、Webカメラが映すことのできる視野の広さのことです。この視野角は一人で使用するときと、大人数で使用するときとでは選ぶ広さが異なります。
1人~2人は66°~75°
ノートパソコンやスマホに標準搭載されているカメラ程度の視野角で大丈夫です。顔の表情がわかるぐらいの広さになるので1人でのテレワークにちょうどいい広さと言えるでしょう。
逆に1人でのWeb会議参加のときに視野角の広いものを選んでしまうと、部屋が見えすぎてしまったり、顔が遠くて表情がわかりづらくなる可能性があるので注意しましょう。
3人~5人は90°~150°
少人数の会議に向いています。1人でのミーティングだけでなく複数人で使用する場合もある方は、この視野角を選べば問題なく使えるでしょう。
5人以上➝150°以上
常に5人以上でZoomなどの使用をすることを想定していると、150°以上の視野角が必要になります。しかし、広ければいいというわけではありません。
Webカメラは視野角が広がるほど歪みが出て魚眼レンズのようになるので、あまり広すぎる視野角はおすすめしません。
設置方法で選ぶ
設置方法は大きく分けて2つ。装着型と置き型です。
装着型
パソコン画面上に取り付けられる形です。自分の顔を見ながらWeb会議に参加できる、一般的な取り付け方法です。一人で行う場合や数人での会議にはこちらの形が定番です。
置き型
デスクや他の場所に置く形です。パソコン上でなくても、どこにでも自由におけることがメリット。
Webカメラの場合に金額が高めになってしまう可能性もありますが、その分良い機能が備わっている場合が多いです。
FPSで選ぶ
FPSとは、フレームレートの事でWebカメラが1秒間に何枚の画像を合わせてできたものかを表す数値です。このFPSの数値が高いほど、滑らかな動きで違和感なく映すことができます。
標準は30fps程度で、それ以上になるとより滑らかな映像になります。
PTZで選ぶ
PTZというのはパン・チルト・ズームの頭文字です。詳しく解説すると次の通り。
- P(パン)➝ 固定したカメラの向きを左右に振ること
- T(チルト)➝ 固定したカメラの向きを上下に振ること
- Z(ズーム)➝ 被写体を拡大・縮小して撮影すること
パン機能では左右に動かせるので発言者にレンズを向けられ、チルト機能は上下を動かせて会議テーブルの上にある書類などを映すこともできます。
また、ズーム機能は遠く離れたところにある会議のメモなども読み取ることができます。1人でWeb会議に参加する際はあまり使わない機能かもしれませんが、複数人で行う会議では必ず必要になってくる機能です。
その多機能で選ぶ
その他にもWebカメラはたくさんの機能がついています。
- ワイヤレス接続:ケーブルなしでパソコンに接続できる
- マイク内蔵:マイクが内蔵でそのまま通話できる
- スタンド機能:クリップや三脚が付いていて机の上などに設置できる
- 録画機能:会議中の様子などを録画できる
このように自分や会社の会議の形によって使いやすい機能が変わってきますので、どの機能が必要になってくるか確認してから購入を検討しましょう。
Webカメラの有名メーカーをご紹介
上の事を踏まえWebカメラを購入される際にやはり知らないメーカーや、安全性に不安が残るメーカーは利用したくないですよね。
では、具体的にどのメーカーが安心して購入できるのでしょうか?4つの有名メーカーとその特徴を解説します。
ロジクール
Webカメラで検索すると必ず出てくるpc機器メーカーです。特にビデオ会議やテレビ電話に特化したものが多く、キーボードやマウスなど、パソコンの周辺機器との相性も抜群。Youtubeなどのおすすめやwebカメラの比較などに必ず名前が出てくる有名メーカーです。
サンワサプライ
高性能Webカメラの取り扱いが特徴のメーカーです。カメラ内蔵USBスピーカーフォンや、800万画素の書画カメラなど、他のメーカーでは取り扱いのない独自のWebカメラもあります。Webカメラにこだわりたい方はこのメーカーがおすすめです。
バッファロー
バッファローのWebカメラは価格が安く、手の届きやすい金額で購入できることが魅力です。
スペックは他社に比べて低めですが、初めてWebカメラを購入しようと考えている方にはピッタリのメーカーです。
エレコム
エレコムのWebカメラは低価格のものから、高品質高価格のものまで幅広く取り扱いのあるメーカーです。
専用ソフトによって画像編集なども可能なので、ビデオ会議の他にも配信用のコンテンツ作りまで、サポートされているのが特徴です。
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ロジクールウェブカメラ C920n
ステレオマイクでフルHD1080P高機能高品質人気のロジクールの人気の商品です。オートフォーカス機能により自動で顔を認識しピントがあうので、自分で調節する手間が省けます。長めの配線コードでUSB対応になるので、さまざまなパソコンにも対応でき安心です。また安心のロジクール製なので、不具合や各種サポートソフトも充実しているのが初心者にも安心の商品です。
C920シリーズはロジクールキャプチャーという公式アプリによってカメラ設定ができ、レイアウトなども可能なので、OBSなどの配信ソフトを入れる必要性がなく、資料を映しながら会議に参加することができます。
エレコム WEBカメラ マイク内蔵 500万画素 UCAM-C750FBBK
超高精細映像の500万画素Webカメラです。パソコンに接続するだけですぐに使える一発接続タイプなので簡単手間いらず。また動画としての機能だけでなく、2000万画素の画像を撮影して送信することができる機能も搭載しています。ノートパソコンやデスクトップパソコンどちらにも取り付け可能。
コンパクトボディなのでパソコンに取り付けても目立たず、デスクに置いても場所を取りません。
BUFFALO マイク内蔵120万画素WebカメラBSWHD06MWH
1人用の低価格Webカメラです。マニュアルフォーカスでレンズのリングで、簡単に好きな位置にピントを調節、固定することができます。USBを接続するだけで、ドライバーが自動インストールされソフトをインストールするなどの余計な手間が省けます。
画素数は紹介しているほかの機種には劣りますが、自宅に1人でZoomなどの会議に使用したい場合には十分の商品です。
ロジクール ストリームカム C980OW
この機種の最大のメリットは、60FPSのなめらかな映像で撮影が可能なことです。顔の表情がわかりやすいオートフォーカス機能に優れ、カメラの性能が高い商品です。他の機種と比べても音質が良く、鮮明で専用のマイクを購入しなくてもこれ一台で対応できます。
また、チルト機能に加えパン機能が備わったので、自由自在にカメラを動かす事ができ、付属台座を取り替えることで、たて画面の撮影や三脚に取り付けるなど、用途に合わせて切り替えが可能です。
注意点はUSB-C仕様なので、パソコンが対応しているのか確認し、対応していなければ付属品の購入が必要になります。
eMeet C960 ウェブカメラ HD1080P 200万画素
フル高解像度1080p 200万画素のWebカメラです。USBを接続するだけの設定なので余計な手間がいりません。また、2つマイク内蔵で360°集音し、はっきり声を拾うことができます。初めてのテレワークで有名メーカーのものは少し高いと感じてらっしゃる方は、eMeetの機種は高評価で試してみる価値あり、一押しの商品です。
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ロジクール C930eR
広すぎない視野角は数人のオンライン会議におすすめ。光補正の能力が高く、暗い場所でもシャープな映像を届けることができます。また、4倍ズーム機能を搭載。倍率を上げても高画質を維持できるモデルです。外付けのプライバシーカバーも付属しているので消し忘れや、盗撮防止などとして安心してご使用いただけます。
三脚やデスクなどにも簡単に取り付けられ、用途に合わせて設置場所を変えることが可能です。
BUFFALO 200万画素WEBカメラ 広角120°マイク内蔵 ブラック BSW505MBK
120°の広角レンズ対応で30FPSフルHDでありながら、初心者でも手の出しやすい低価格の商品です。また、プライバシーシャッターを採用、電源の消し忘れや盗撮防止になり、ほこりや汚れも防げます。
ノートパソコン、液晶ディスプレイ、平面での使用など、複数人の会議であっても設置場所を選ばず用途に合わせて設置することが可能です。
サンワサプライ CMS-V43BK
誰が参加しているのかで認識可能な解像度と、シャープで見やすい画質がポイント。
三脚穴を内蔵しているのでデスクに置いても使用でき使い勝手もよくで、自動で明るさ、絞りの調節を行ってくれるので便利です。
フォーカスは手動なので、会議の前にはピントの調節をしておくことと快適に使用できます。
サンワサプライ WEBカメラ 会議用 CMS-V51BK
500万画素、広角レンズ103°のWebカメラです。他のモデルに比べると少々高価になりますが、広角レンズにもかかわらず歪みが少なく複数人で行うビデオ会議に最適です。アクティブノイズキャンセル機能搭載で周囲の雑音を遮断します。ケーブルが3mと超ロングなので離れた場所からの撮影も可能。
また、プライバシー保護のためのレンズカバーや、カメラ用三脚に取付けることができるなど便利な機能を搭載したモデルになります。
TENVIS ウェブカメラ WEBカメラ TW888
フルHD1080Pの110°超広角レンズで、明るくはっきりとした映像が特徴のWebカメラです。固定焦点なのでぼやけたりせず、部屋の中などでの動きのない状態で使用する際には適しています。
また、2台のノイズリダクションマイクをWebカメラの両側に搭載し、騒がしい場所での会議でも自分の声をクリアに届けることが可能です。
専用の三脚がセットでついているので、別で購入する必要がなく、すぐ使えるので便利です。
まとめ
今回はウェブカメラについてご紹介しました。Zoomなどでウェブ会議をする際にWebカメラを使用することで、あなたの映り方が大きく変わり、印象が変わることがわかっていただけたのではないでしょうか?
そしてそれはあなたのパフォーマンスへも大きく影響してくることです。しかし、だからといってたくさんの機能が備わっているものがいいとは限りません。
機能がたくさん搭載することによって、価格も高くなってくるからです。
自分に必要な機能はどのようなものなのかを考え、たくさんの機種の中からあなたに合うものを選ぶことをおすすめします。
この記事を参考にあなたに合うお気に入りのWebカメラを探してみてください。