ドローンといえば、臨場感たっぷりの飛行を楽しめるアイテムです。世界的にはDJIが有名ですが、産業用や映像クリエイター向けのモデルになっているので、気軽に遊べるものではありません。
そこで今回は、子ども向けドローンの選び方とおすすめ商品をご紹介します。使用感についても解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
子ども向けドローンの選び方
子ども向けドローンを選ぶときは、以下のポイントをおさえておきましょう。
【子ども向けドローンの選び方】
- 安心・安全設計
- 室内でも飛ばせるコンパクトなモデル
- 簡単に操作できるもの
それぞれの項目について詳しく解説します。
安心・安全設計のモデルで選ぶ
子ども向けドローンを選ぶときは、安全に飛ばせるものなのかを確認しておきましょう。
ドローンはプロペラが高速で回っているので、指を入れてしまうと怪我をする恐れがあります。そんなときに活躍するのが「プロペラガード」です。プロペラガードがあることで、人やインテリアなどにぶつかっても怪我をしたり傷がついたりするのを防ぐことができます。
室内でも飛ばせるコンパクトなモデルを選ぶ
子ども向けドローンのなかには、室内でも飛ばせるような手のひらサイズの商品もあります。コンパクトかつ軽量モデルなら、落下や壁にぶつけたとしても傷がつきにくいというメリットがあります。
また標準サイズのドローンに比べて圧倒的にリーズナブルなのも魅力です。映像クリエイターなどが使用しているドローンの場合は、約5〜30万円前後の価格ですが、子ども向けドローンなら3,000円〜1万円程度で購入できます。
簡単に操作できるもので選ぶ
はじめてドローンを操縦するなら、なるべく簡単に操作できるモデルを選びましょう。子ども向けドローンのなかには、以下のような機能が搭載された商品があります。
- 軌跡飛行モード
- 体感操作モード
「軌跡飛行モード」は、ドローンと連動させたスマホ画面を指で動かしたい方向にスライドするだけで操作ができます。指一本でドローンを動かすことができるので、爽快感溢れる操縦を楽しめるのも嬉しいポイントです。
「体感飛行モード」は、手のジェスチャー(前後左右に傾ける)だけでドローン操作ができるタイプです。スマホを前後左右に傾けて直観的に操作ができるので、スピード感も楽しめます。
手のジェスチャーで飛行しながら撮影できるので、まさに自分が操縦士となっているかのような感覚を楽しめます。
子ども向けドローンのおすすめ商品3選|使用感もレビュー
ここからは、子ども向けドローンのおすすめ商品をご紹介します。以下の項目をもとに使用感についてもレビューするので、ぜひ参考にしてみてください。
【評価】
- 操作性:★★★★★
- 安全性:★★★★★
- 飛行時間:★★★★★
- 機能性:★★★★★
- コストパフォーマンス:★★★★★
それぞれの項目を★5点満点で評価をします。
Holy Stone ミニドローン こども向け
高性能6軸ジャイロが搭載されており、安定感抜群の飛行が楽しめる子ども向けドローンです。「低速・中速・高速」の3つのスピードモードがあり、ワンタッチで飛行スピードを変えることができます。
飛行中にドローンの向きがわからなくなった場合、ヘッドレスモードボタンを押すことで、ドローンの向きと関係なく、自分のコントロールしたい方向へ飛行ができるため、万が一のときでも素早く対応できます。
「3D宙返り」などのおしゃれなモードも搭載。ボタンを押すだけで、ドローンが360°回転します。2.4FHzの無線制御技術を採用しているので、常に安定した状態で飛行を楽しめるのも嬉しいポイントです。
【総合評価】★5|コスパ最高の子ども向けドローン
- 操作性:★★★★★
- 安全性:★★★★★
- 飛行時間:★★★★★
- 機能性:★★★★★
- コストパフォーマンス:★★★★★
それぞれの項目について詳しく解説します。
【操作性:★★★★★】
操作性は文句なしの★5満点評価。ワンボタン起動と着陸に対応しているので、お子さんでも簡単に飛ばすことができます。またドローンのスピードを「低速・中速・高速」の3段階で調節できるため、自分のレベルにあわせて飛行を楽しめるのも嬉しいポイントです。
【安全性:★★★★★】
当商品には安全性を確保するために「低電警告アラーム」が搭載されています。機体や送信機の電池残量が不足している場合アラームが鳴るので、電池交換のタイミングも逃しません。
【飛行時間:★★★★★】
フライト時間は最大21分(バッテリー3個の場合)なので、たっぷりと飛行を楽しめます。お子さんだけではなく、家族で共有しながら楽しめるのも嬉しいポイントです。
【機能性:★★★★★】
気圧センサーが搭載されているため、高度を維持したままの飛行が可能に。自動離陸はもちろんのこと、安定したホバリングも行えます。
【コストパフォーマンス:★★★★★】
1万円以内(2020年12月現在)で購入できるドローンなのにもかかわらず、操作性や安全性、機能性はパーフェクト。まさにコスパ最高の子ども向けドローンです。
SNAPTAIN ドローン
従来のモデルに「6軸ジャイロ飛行制御システム」を加えた子ども向けドローンです。コンパクトかつ軽量ながら、安定した旋回・昇降を実現させました。自動でホバリングをするので、高度を一定に保つことも可能。子どもでも手軽に飛ばすことができます。
「ワンキー機能」では、離陸や着陸、リターン機能が搭載されているので、難しい操作の手間を省くことができます。基本的な動きに加えて、360°宙返り機能もあるため、アクロバティックな飛行も楽しめます。
プロペラは柔軟性のあるABS製の保護網で囲まれているので、自宅のなかでも安全に飛行させることができます。
【総合評価】★4.6|コスパ最高の子ども向けドローン
- 操作性:★★★★★
- 安全性:★★★★☆
- 飛行時間:★★★★★
- 機能性:★★★★★
- コストパフォーマンス:★★★★☆
それぞれの項目について詳しく解説します。
【操作性:★★★★★】
最大30mの遠隔操作に対応しているので、室内だけでなく外でも楽しめます。本体には「フェールセーフシステム」と呼ばれるセンサーが搭載されており、信号が3秒間切れた場合は、ドローンが自動的に着陸をします。
前後左右のトリミングを調節できるため、細かい動きを調整することも可能。初心者から上級者まで楽しめます。
【安全性:★★★★☆】
安全性は★4評価。何度も墜落してしまうと、プロペラガードが破損することがあります。割れたまま操作をしていると、人にあたったときに皮膚を切ってしまう可能性があるため、取り扱いには注意が必要です。
バッテリーの容量が低下した場合、機体の先端に搭載されているLEDが赤く点滅するため、バッテリー交換のタイミングも逃しません。
【飛行時間:★★★★★】
飛行時間は最大20分(バッテリー3個の場合)と、子ども向けドローンのなかでは長時間の飛行が楽しめます。
【機能性:★★★★★】
送信機(リモコン)は、ゲームコントローラーの仕様なので、お子さんでも直感的に操作することができます。通信も安定しているので、ワンキーやアクロバティック飛行も存分に楽しめます。
【コストパフォーマンス:★★★★☆】
操作性などは申し分ありませんが、やはり安全性・耐久性が気になるところです。子ども向けドローンとしては及第点に達しているので、入門編として適していますね。
Holyton ミニドローン
難しい操作をワンタッチで行える「ワンキー機能」が搭載された子ども向けドローンです。送信機の中に機体を入れて持ち運べるほどコンパクトな仕様なので、外出先でも楽しめます。
高度を維持できる気圧センサーも搭載されているので、常に安定した飛行が可能に。はじめてドローンを扱うお子さんでも手軽に楽しめます。基本的な動きはもちろんのこと、3Dフリップ機能により、アクロバティックな飛行にもチャレンジできます。
ドローンのスピードは3段階で調節可能。自分のレベルにあわせてスピードを変えられるので、安全に飛行を楽しめます。初心者から上級者まで楽しめるドローンとして大人気です。
【総合評価】★4.4|驚くほどにコンパクト
- 操作性:★★★★★
- 安全性:★★★★☆
- 飛行時間:★★★★★
- 機能性:★★★★☆
- コストパフォーマンス:★★★★☆
それぞれの項目について詳しく解説します。
【操作性:★★★★★】
操作性は文句なしの★5満点評価です。ワンキー着陸・離陸ができるため、高度なテクニックは必要ありません。
また飛行が不安定になる場合、流れてしまう反対側の方向に機体を動かせるので、安定飛行に復帰させることができます。
【安全性:★★★★☆】
緊急事態が起こった場合、送信機の緊急停止ボタンを長押しすることで、機体のプロペラが停止します。機体の暴走を防ぐことができるため、紛失する恐れがありません。
【飛行時間:★★★★★】
飛行時間は最大24分(バッテリー3個の場合)であり、今回ご紹介するドローンのなかでも最も持続時間が長くなっています。たっぷりと遊びたい方は当商品がおすすめです。
【機能性:★★★★☆】
ヘッドレスモードが搭載されており、ドローンがどこに向いても操縦者視点で前後左右を調節できます。リモコンもゲームコントローラー感覚で操作できるため、ドローンの機能を発揮できるはずです。
【コストパフォーマンス:★★★★☆】
3,000円台(2020年12月現在)で購入できるドローンのなかでは、操作性や機能性に優れています。まさに入門編にピッタリの商品です。
まとめ
今回は室内でも楽しめる子ども向けドローンをご紹介しました。子ども向けドローンを選ぶときは、安全性や操作性をチェックしておくことが大切です。値段の安さだけで選んでしまうと、墜落や暴走などの危険性も高くなります。
お子さんがドローン操作に慣れるまでは、親御さん監視のもと飛行させるようにしましょう。