iPhone・iPadにおすすめの外部マイク5選|選び方も解説

iPhoneやiPadなどには内蔵マイクが搭載されているので、いつでもどこでも動画を撮影することができます。しかし風などがあるときはノイズが入ってしまうことが多いです。

そんなときに活躍するのが、外部マイクです。外部マイクを装着すれば、より高音質で録音ができます。

そこで今回は、iPhone・iPadにおすすめの外部マイクをご紹介します。外部マイクの選び方や商品の特徴や魅力についても解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

iPhone・iPadで外部マイクを使用するメリット

iPhone・iPadの外部マイクを使用するシーンは、主に以下の通りです。

【外部マイクを使用するシーン】

  • 動画撮影
  • 演奏の録音
  • インタビュー

それぞれのシーンでどのように活用できるのか、詳しく解説します。

動画撮影

iPhoneやiPadに搭載された内蔵マイクでは、動作撮影をするときに音にノイズが入ってしまうことが有ります。iPhone7以降はマイクの性能も上がっていますが、どうしても環境によってはノイズは抑えられません。

外部マイクをつけることで、より高音質な動画撮影ができます。日常生活の撮影はもちろんのこと、イベントやライブなどの映像も高音質で収録できるのが魅力です。

演奏の録音

iPhone・iPadの外部マイクは、演奏などの録音にも適しています。最近ではピアノやヴァイオリンなどの演奏を収録して、YouTubeなどのSNSにアップロードする方が増えています。スマートフォンの内蔵マイクよりもしっかりと音を拾えるので、音質を重視している方に絶大な支持を集めています。

また演奏を録音する場合は、サウンド機器メーカーなどの高音質な外部マイクを選ぶのがおすすめです。

インタビュー

外部マイクは、インタビューの録音にも使用できます。iPhoneの内蔵マイクだと、どうしても周囲の環境音やノイズが入ってしまうので、会話を拾いづらくなってしまいます。そんなときに外部マイクがあれば、よりクリアな音声を収録できるようになるのです。

iPhone・iPad用|外部マイクの選び方

iPhone・iPad用外部マイクを選ぶときは、以下のポイントをおさえておきましょう。

【iPhone・iPad用外部マイクの選び方】

  • 接続端子をチェック
  • マイクの指向性をチェック
  • ステレオ録音ができるか
  • ウインドスクリーンの有無

それぞれの項目について詳しく解説します。

接続端子をチェック

外部マイクを接続する方法は、主に「Lightning接続」と「3.5mm接続」の2種類です。音楽などを録音する方には、多くがステレオ録音に対応しているLightning接続がおすすめです。

一方でiPhoneやiPad以外にも使用したい場合は、どんな機種に対しても汎用性の高い3.5mm接続がおすすめです。

マイクの指向性をチェック

マイクには「単一指向性」「双指向性」「無指向性」の3種類が有ります。それぞれ使用感が異なるので、購入する前に特徴をおさえておきましょう。

単一指向性

特定の方向から音を拾いたい場合は、「単一指向性」のマイクがおすすめです。一定方向からの音を拾うように設計されているので、周囲のノイズが入りにくく、よりクリアな音を収録できます。

iPhone・iPad用の外部マイクの多くが「単一指向性」を採用しています。商品ラインナップも多いので、デザイン性を含めて自分好みの商品を見つけやすいのは嬉しいポイントです。

双指向性

「双指向性」の外部マイクは、前後の音を拾うことに優れています。「単一指向性」と比べて、より広範囲の音を集音できるのが特徴。たとえばラジオ収録のように、向かい合って話すシーンでも使用されています。

「単一指向性」よりもノイズが入りやすいので、ブースなどの密閉された空間で使用するのがおすすめです。

「無指向性」

「無指向性」は全指向性とも呼ばれており、360°からの音をすべて拾うことができます。周囲の環境音も拾いやすいのは難点ですが、会議などの複数人の会話でも集音できるのは優れているのは便利です。

ステレオ録音ができるかチェックする

録音には「ステレオ入力」と「モノラル入力」の2種類が有ります。ステレオ入力は、奥行き感のある音を録音できるので、音楽や歌などの収録におすすめです。

ウインドスクリーンの有無で選ぶ

ウインドスクリーンとは、マイクに装着するカバーです。ウインドスクリーンをかぶせることで、ノイズを低減することができます。特に屋外で撮影するときは風の音が入りやすいので、ウインドスクリーンが必須です。

iPhone・iPadおすすめ外部マイク5選|Lightning・3.5mm接続別に紹介

ここからは、iPhone・iPadのおすすめ外部マイクをご紹介します。「Lightning」と「3.5mm接続」別に解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

【Lightning】iPhone・iPad用おすすめ外部マイク3選

まずはじめに、Lightning接続のおすすめ外部マイクをご紹介します。

SHURE コンデンサーマイク

Shureブランドの品質をクリアした高音質コンデンサーマイクです。Lightningポートに挿すだけで臨場感のあるステレオサウンドが録音できます。

2つのカプセルを備えており、単一指向性ながら集音範囲が逆ハート型に広がるカーディオイド方式と、双指向性を採用。専用のスマートフォンアプリを使用すれば非圧縮ファイルでの録音ができます。

マイクの向きや角度を自由に調節できるのも嬉しいポイント。またAppleのMFi認証を取得しているので、iPhoneがアップデートしても安心して使用できます。

RODE 超小型コンデンサーマイク

超小型ながら優れた音質と耐久性を兼ね備えたコンデンサーマイクです。RODE(ロード)は、映像制作をするユーザーからも高い支持を集めており、Apple製品との互換性も抜群。iPhoneユーザーも安心して使用できます。

表面にはミリタリーグレードのセラミックコーティングが施されており、頑丈で傷付きにくいのが嬉しいポイント。屋内だけではなく、アクティブな環境でも活躍します。

単一指向性なので、インタビューやドキュメンタリーの撮影などにおすすめ。本体にはイヤホンジャックが搭載されており、イヤホンを接続すればリアルタイムでモニタリングができます。

Hiroumer コンデンサーマイク

「Hiroumer」から販売されているクリップ式コンデンサーマイクです。コンデンサーマイクは、無指向性型のマイクで、360°全方位から集音できます。マイクのヘッドは全部銅素材で、吸音効果が高いのが特徴。周囲のノイズをカットして、高音質でしっかりと録音できます。

重さは16gと軽量でコンパクトな設計。襟元やネクタイ、胸ポケットなどに装着して使用できます。両手を解放できるピンマイクは。オンラインチャットや通話用にも便利なところは魅力的です。またケーブルの長さが3mになったことで自由空間の適用範囲が広くなりました。

マイクとiPhoneとの距離が遠くになったことで、延長ケーブルなどを用意する必要がないのも嬉しいポイントです。

【3.5mm接続】iPhone・iPad用おすすめ外部マイク2選

続いて、3.5mm接続のiPhone・iPad用外部マイクをご紹介します。

audio-technica

オーディオテクニカマイクは、超指向性型でiPhone対応のマイクです。「超指向性型」とは、単一指向性型マイクで集音する範囲よりもさらに範囲を狭めて集音する特徴を持っています。つまり超指向性型マイクは、遠くから届く声を集音したいときに使用します。

また、超指向性型マイクは、ライフのように細長い形状をしていることから、別称「ガンマイク」とも呼ばれています。おもにスタジオ収録やスポーツ中継などで使用され、照明器具などのように天井から吊り下げたり、足場に取り付けて舞台上の役者の声を拾うときなどにも使用されています。

ビデオ収録現場などで竿状のマイクブーム(収縮する竿状のもの)の先端にマイクを取り付けて、カメラの画角に映らないギリギリのところに設置し、発言者の位置が変わっても問題なく対応できるところがとても魅力的です。また、スマートフォンやiPhoneから電力を供給(プラグインパワー方式)するので、電源を確保する必要がありません。

コミカ

Comicaマイクは単一指向性型のマイクで、iPhone やスマートフォン取付け用のクリップや三脚などがセットとして商品化されています。軽量で持ち運びにも便利であり、カメラやハンドル(自転車や肩掛けバック)などにも簡単に取り付けできるので携帯端末による動画撮影にも適しています。

Youtubuの動画撮影、旅行先での動画撮影などにもおすすめ。必要な道具が一式揃っているだけではなく、持ち運びに便利な収納バックが付いているのも嬉しいポイントです。ミニ三脚やウインドスクリーンがあるので、屋外での撮影にも適しています。

まとめ

iPhoneやiPadの内蔵スピーカーやマイクは、もともと通話用として使用するのが本来の姿であり、動画撮影時の音声集音やインタビューなどでは適さないこともあるようです。外部マイクがあれば、ノイズのおさえられた高音質の音声を収録できます。

外部マイクを選ぶときは、接続端子やマイクの指向性、ステレオ録音、ウインドスクリーンの有無を確認しておきましょう。屋外での収録を検討している方は、ウインドスクリーンは必須です。

そして、iPhoneやiPadなどで高品質の動画を撮影し、高音質な音声を録音するには、様々な場面に合わせた外部マイクを取り付けるのが最適であることを知ることができました。外部マイクの購入を検討される際には、これまでの内容をぜひ参考にしていただければ幸いです。

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