YouTubeや動画編集をおこなっている方のなかには、以下のような悩みを抱えている方は多いでしょう。
・PCのメモリだけではすぐにいっぱいになってしまう
・以前に撮影したデータは消したくない
こんな悩みを解決できるのが「外付けHDD」です。「外付けHDD」を使用することで、PCとは離れたところに外部にデータを保管できるので、PCの容量を圧迫することがありません。
そこで今回は、外付けHDDの選び方とおすすめ商品をご紹介します。YouTuberや動画クリエイターとして活躍している人が愛用している商品もピックアップしたので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
外付けHDDとは
外付けHDDとは、パソコンの外部にデータを保存をするハードディスクです。パソコンに内蔵されているHDDの容量が足りなくなったときに、すぐに容量を増やせるというメリットがあります。
最近では外付けHDDの大容量化が進んでおり、1TBを超える商品がたくさん登場しています。大手PC周辺機器メーカーのBUFFALO(バッファロー)からは、4TBと大容量の外付けHDDも販売されています。また写真や動画だけではなく、テレビに接続をして番組を録画するなどの用途としても使用可能です。
YouTuber・動画クリエイターも推薦|外付けHDDは超重要
YouTuberとしてたくさんの動画をアップロードしている方や、映像制作の仕事をしている方のなかで、PCの容量不足に悩んでいる方は、外付けHDDを導入してみましょう。
実際に動画クリエイターとして活躍している「Yusuke Okawa」さんは、映像を作るために撮影した動画をHDDに保管しているとおっしゃっています。
毎日のように映像を撮影していると、SSDがいくらあっても容量がいっぱいになってしまいます。そんなときに大容量の外付けHDDがあれば、容量を気にすることなくデータ管理ができるのです。今すぐに使わない素材や、すでに編集で使った素材を外付けHDDに保管しておけば、PCの容量が圧迫されることもなく、サクサクとスピーディーに編集ができます。
動画で紹介されたLaCiaの外付けHDDはこちらです。
外付けHDDの選び方
外付けHDDを選ぶときは、以下のポイントをおさえておきましょう。
【外付けHDDの選び方】
・種類
・容量
・接続端子
・転送速度
・ミラーリング機能
それぞれの項目について詳しく解説します。
種類で選ぶ
外付けHDDは大きくわけて「据え置きタイプ」と「ポータブルタイプ」に分けられます。それぞれ使用感や機能が異なるので、まずは各タイプの特徴を把握しておきましょう。
据え置きタイプ
・自宅やオフィスで保管する用として使用される
・ポータブルタイプよりも大型
・4TBや6TBなど大容量モデルが多い
・データ転送速度が速い
据え置き型タイプは、室内で置き場所を決めて使用するのが一般的です。大容量に対応しており、なかには5TB以上のモデルもあります。4Kなどの大容量データはもちろん、テレビの録画データの保存にも向いています。データ転送速度やコストパフォーマンスに優れているのも魅力です。
ポータブルタイプ
・手のひらサイズほどのコンパクトサイズが多い
・携帯性に優れているので、外出先でデータを扱うときに便利
・据え置きタイプよりも容量は少ない
ポータブルタイプの外付けHDDは、サイズが小さくて持ち運びやすいのが特徴です。基本的にはパソコンからの給電のみで稼働します。据え置きタイプと比べて容量やデータ転送速度が劣るものの、ノートパソコンと一緒に持ち運ぶことができます。
使用目的にあった容量を選ぶ
外付けHDDは容量が大きくなるにつれて価格が高くなる傾向があるので、使用目的に応じた容量を選ぶことが大切です。文章や写真など、比較的容量の小さいデータを扱うときは、1TB程度の外付けHDDを選びましょう。
一般家庭向け外付けHDDの容量は、500GB〜8TB程度の物まで幅があります。多くは2〜4TB程度ですが、写真や音楽などのファイルなら2TB程度でも十分でしょう。
YouTuberや動画クリエイターのように、動画を扱う場合はなるべく容量の大きいものがおすすめ。4K映像を扱うなら、4TB〜の外付けHDDが適しています。
接続端子で選ぶ
外付けHDDにはパソコンなどの機器と接続するための端子があります。最も多いタイプのインターフェースがUSBです。現在のモデルであれば、ほとんどが5Gbps(最大転送速度)という高速データを転送できるUSB3.0に対応しています。
Macシリーズを使っているなら、USB Type-C・USB3.0の約8倍もの転送速度を誇る「Thunderbolt 3」というインターフェースがおすすめです。
最近ではWi-Fi接続をインターフェースに持つ外付けHDDも登場しています。転送速度はWi-Fi接続と同じなので高速ではありませんが、外出先での使用に適しています。
転送速度で選ぶ
外付けHDDを選ぶときは、転送速度にも注目しておきましょう。
・USB1.0 / 1.1:12Mbps
・USB2.0:480Mbps
・USB3.0:5Gbps
・USB3.1:10Gbps
・USB3.2:20Gbps
・Thunderbolt 3:40Gbps
外付けHDDろ接続するデバイス側が同じUSB規格に対応していなければ効果は発揮しません。
小規模のオフィスにはNASが便利
NASとはネットワークに接続して使用するハードディスクのことです。一般的な外付けHDDはUSBケーブルを用いて使用しますが、NASはパソコンやスマホなど複数の機器との間で、データの読み書きをおこなえます。
オフィスなどでは複数のパソコン間でデータ共有ができるので、より作業の効率化を望めます。また家族間であれば、写真や動画コンテンツを家族内にシェアできます。
ミラーリング機能で選ぶ
ミラーリング機能とは、外付けHDDに内蔵された2つの記録媒体に同じデータを同時に保存できる機能です。最近はミラーリング機能が搭載された商品もたくさん販売されています。
ミラーリング機能があれば、片方の記録媒体が故障してしまっても片方の記録媒体にデータが残っているので、データ紛失のリスクを減らすことができます。そのため自身でバックアップをする必要がありません。
外付けHDDおすすめメーカー
外付けHDDを選ぶときは、主要メーカーから選ぶのもおすすめです。主要メーカーと呼ばれているのは、以下の4つです。
【外付けHDDのおすすめメーカー】
・BUFFALO(バッファロー)
・IO DATA(アイ・オー・データ)
・Logitec(ロジテック)
・Seagate(シーゲイト・テクノロジー)
・ELECOM(エレコム)
各メーカーの特徴を解説します。
【BUFFALO】
・パソコン周辺機器の販売やネットワーク事業を中心におこなうメーカー
・パソコン用からテレビ用まで、幅広い種類の外付けHDDを扱っている
・比較的リーズナブルな商品が多い
・故障予測機能が搭載されており、異常を感知するとパソコンやテレビでお知らせしてくれる
・データ復旧サービスも提供しておりサポート体制も充実している
【アイ・オー・データ】
・液晶ディスプレイの開発・販売も手がけるデジタル機器の専門メーカー
・3年保証が付いているシリーズも登場している
・Panasonicの「ディーガ」や「ビエラ」の推奨HDDとなっているモデルもある
・アプリを使って異常を確認できるので、安全性も抜群
【ロジテック】
・パソコン周辺機器の開発・販売を手がけるメーカー
・耐久性に優れている外付けHDDが多い
・故障などのトラブルに対応してくれるサポート体制が充実
・比較的リーズナブルに購入できる
【シーゲイト・テクノロジー】
・ハードディスクを専門に扱うアメリカのメーカー
・豊富なカラーバリエーションが展開されておりデザイン性も抜群
・ELECOMのサポートを受けられる
【ELECOM】
・大阪に本社を置くPC周辺機器のメーカー
・ストレージやメモリ関連製品だけではなく、スマホのヘッドセットやケースなどのアクセサリーも手がける
・国内外の仕入先から独自の基準で選定・調達したコスパに優れた商品が多い
外付けHDDのおすすめ10選|ポータブル・据え置き型別に紹介
ここからは、外付けHDDのおすすめ商品をご紹介します。ポータブル型・据え置き型別に紹介するので、ぜひご自身の用途にあったものを選んでみてください。
外付けHDDのおすすめ5選|ポータブル型
まずはじめにポータブル型の外付けHDDをご紹介します。携帯性を重視している方は、ぜひ参考にしてみてください。
HD-PCFS2.0U3-BBA 外付けHDD
・メーカー:BUFFALO
・容量:2TB
・インターフェース:USB3.0
・対応機種:USB3.1(Gen1)/USB3.0/2.0 Type-A端子を搭載するWindowsパソコンおよびMac、対応OS:Windows 10(64/32)/8.1(64/32)/7(64/32)、OS X 10.11以降
BUFFALO(バッファロー)から販売されているポータブルタイプの外付けHDDです。2TBと大容量ながらリーズナブルな価格を実現。コストパフォーマンスが高いモデルとして、多くのクリエイターが愛用しています。
表面には特殊加工を施しており、心地よい手触りで傷が目立たなくなっています。コンパクトかつ軽量なので、持ち運びにも便利です。PCと外付けHDDはUSBケーブル1本でパソコンにつなぐだけで手軽に使用できます。
BUFFALOはデータ復旧サービスにも対応しています。万が一、データが消えてしまってもデータ復旧することができます。またチャットやLINE、電話などのサポート体制も充実しているので安心です。
LaCie HDD
・メーカー:LaCie
・容量:2TB
・インターフェース:USB3.1・3.0・2.0
LaCieから販売されている外付けHDDです。USB2.0の10倍以上の高速転送(5Gbps)を実現するUSB3.1Gen1規格に対応しており、大容量データの転送もストレスなくおこなえます。
最大の特徴は圧倒的な耐久性です。キズが付きにくい独自のアルミボディとゴムバンパーにより、外部からの衝撃をやわらげることに成功。約1.2mの高さから落下しても安心です。また耐雨性にも優れているので、屋外での使用にも適しています。アウトドアシーンで撮影の多い映像クリエイターからも支持されています。
「LaCie Backup Assistant」が付属しているので、データを簡単に自動でバックアップすることができます。冒頭でご紹介した映像クリエイターの「yusuke Okawa」氏もLaCieの外付けHDDを愛用していると語っています。
WDBUZG0010BBK-JESE
・メーカー:WESTERNDIGITAL
・容量:4TB
・インターフェース:USB3.0
WESTERNDIGITALから販売されている外付けHDDです。最大容量は5TBと、写真や動画、音楽などのデータフォルダをたくさん保存できます。USB3.0に対応しており、高速なデータ転送が実現しました。
コンパクトかつシンプルなデザインなので、持ち運びもラクラク。パソコンケースの中に収納をして持ち運べるサイズ感なので、ビジネスシーンにも最適です。
I-O DATA HDPX-UTA2.0K
・ブランド:アイ・オー・データ
・サイズ:2TB
・インターフェース:USB
・対応OS:Windows(10/8.1/8/7/Vista) / macOS 10.12 / Mac OS X(10.7~10.11)
アイ・オー・データから販売されている外付けHDDです。高精細な薄型アルミを採用しており、軽量化に成功。薄くて強いのでノートパソコンとの持ち運びも便利です。広がる波紋のような表面デザインが特長で、シンプルで飽きのこない設計になっています。
USBバスパワー駆動に対応しており、パソコンとケーブル1本だけで接続は完了。ACアダプターは不要なので、電源を気にせず使用できます。USB2.0に比べて約10倍の高速転送が可能なUSB3.0に対応しているのも魅力です。
日本製ならではのサポート体制も充実。メーカーの1年保証も付いているので安心です。屋外での撮影をしている動画クリエイターからも選ばれています。
LaCia STHG1000400
・メーカー:LaCia
・容量:5TB
・インターフェース:USB-C
・対応OS:Windows 7以降、macOS 10.11以降
LaCiaから販売されている外付けHDDです。容量は1TB〜5TBと大容量モデル。Macシリーズとの親和性を意識した純アルミ製構造なので、軽量でありながら堅牢性に優れた重厚感溢れるフォルムのデザインに仕上がっています。
USB2.0の10倍以上の高速転送を実現するUSB3.1規格に対応しており、4K動画などの大容量データもスムーズに転送できます。MacBookなどUSB Type-Cを搭載する機器と直接接続することができます。
「LaCie TooLkit」をインストールする事によって、ファイルのバックアップやセキュリティ管理などをおこなうための機能を更に活用できます。
外付けHDDのおすすめ5選|据え置き型
続いて据え置き型の外付けHDDをご紹介します。大量のデータでPCが圧迫されている人や自宅にデータを保管しておきたい方はぜひ参考にしてみてください。
BUFFALO HD-AD4U3
・メーカー:BUFFALO
・容量:2TB〜8TB
・インターフェース:USB
・対応機種:対応機種 USB3.1(Gen1)/3.0/2.0 Type-A端子を搭載するWindowsパソコンおよびMac
BUFFALOから販売されている据え置き型の外付けHDDです。本製品はテレビでもパソコンでも使える両対応モデル。幅広い対応機種で快適なデジタルライフをサポートします。
従来のファンレス設計に加えて音漏れの原因となる通気孔をふさぐことで、さらなる静音化を実現。防振用シリコンゴムでフローティング構造にすることにより、振動による音も低減しています。
熱伝導率の低い設計が施されており、ハードディスクからの発熱をより効果的に放熱することができます。また消えてしまったデータを復旧できるなど、サポート体制も充実しています。
LaCia STHA4000800
・メーカー:LaCia
・容量:4TB〜14TB
・インターフェース:USB-C
・対応OS:Windows 10以降、macOS 10.12以降
LaCiaから販売されている外付けHDDです。1枚のアルミ板から作られたケースが高い剛性を提供し、長期にわたって快適な操作性を実現させます。ファンと熱放散型アルミケースによって、高速かつ性格な動作が可能になりました。
本体背面には持ち出し防止や盗難防止に役立つセキュリティスロットが搭載されているので、自宅だけではなくオフィスなどにも活用されています。
メーカーの発表によると、1TBあたり保存できるデータの目安は以下の通りです。
【1TBの場合】
・写真:約115,200枚
・動画:約160時間
・音楽:約198,400曲
本体には節電モードが搭載されており、ハードディスクの寿命を長くすることができます。また5年の長期保証が付いているのも魅力的なポイントです。
I-O DATA EX-HDAZ-UTL4K
・メーカー:I-O DATA
・容量:2TB〜8TB
・インターフェース:USB
・対応OS:Win(10/8.1/7)/Mac OS X(10.12~10.15)/OS X 10.11
・対応テレビ:東芝(レグザ)/ソニー(ブラビア)/シャープ(アクオス)(ICC PURIOS)/パナソニック(ビエラ)/三菱(REAL)/日立(Wooo)/Hisense/LG/アイリスオーヤマ/FUNAI/aiwa (機種の詳細はメーカーHPを参照)
I-O DATAから販売されている据え置き型HDDです。内蔵ドライブのフローティングマウントや防振用のゴム足など、静音性にも配慮した設計になっているので、深夜に起動しても作業音が気になりません。
特徴的な凹凸の仕様は単なるデザインではありません。平面と比較をして約6%の表面積を増やすことにより、効果的に放熱できるのです。ファンレスでも十分な冷却性能を実現しています。
本製品は、WindowsとMacの両方の環境でファイルの書き込みを制限なくフル使用できるソフト「NTFS-3G for Mac I-O DATA」を無料で利用できます。これにより、書き込みができないといったアクシデントを防げるので、より快適なデータ転送が可能です。
BUFFALO HD-LD4.0U3-BKA
・メーカー:BUFFALO
・容量:4TB
・インターフェース:USB3.1
・対応OS:Windows 10(64/32)/8.1(64/32)/7(64/32)
・転送速度:USB3.1(Gen1)/USB3.0:最大5.0G、USB2.0:最大480M
「BUFFALO HD-LCU3-F」に比べて約26.5%の小型化に成功した外付けHDDです。机やテレビ周りにもすっきり配置できます。また横向きにすることで、ハードディスクの故障につながる転倒も防止できるのも嬉しいポイントです。
従来のファンレス設計に加えて、音漏れの原因となる通気孔を完全にふさぎ、さらなる静音化を実現させました。熱伝導率の低い設計を採用しており、ハードディスクからの発熱をより効果的に放熱できます。
BUFFALOならではのサポート体制も充実。故障予測サービスである「みまもり合図」が、ハードディスクの状態を知らせてくれます。またBUFFALO正規データ復旧サービスにも対応しています。
東芝 HD-TDA2U3-B
・メーカー:TOSHIBA
・容量:2TB〜6TB
・インターフェース:USB3.2/3.1/3.0/2.0
・対応PC: USB3.2(Gen1)/3.1(Gen1)/3.0/2.0 Type-A端子を搭載するWindowsパソコンおよびMac、Windows 10/8.1、macOS 10.13以降
・対応テレビ:東芝映像ソリューション「レグザ」、シャープ「アクオス」、ソニー「ブラビア」、パナソニック「ビエラ」、Hisense、FUNAI、オリオン、三菱電機、LG Electronics、日立「Wooo」、ピクセラ、DXアンテナ、ディーオン(対応機種の詳細はメーカーHPを参照)
国内メーカーである東芝から販売されている外付けHDDです。REGZAをはじめ各社テレビ録画に対応。「みまもり合図 for AV」「録画番組引越サービス」にも対応しており、快適な録画を提供します。
地デジ番組は約249時間の録画が可能。テレビはもちろんパソコンとの互換性もあるため、大容量のデータを保存したい方にピッタリです。
BUFFALO正規データ復旧サービスにも対応しており、約1年間の製品保証が付いてきます。
まとめ
今回は外付けHDDの選び方とおすすめ商品をご紹介しました。大容量の外付けHDDがあることで、既存のデータを消すことなく写真や動画、音楽などを保存できます。
さまざまな外付けHDDが登場していますが、まずは用途や目的に応じた容量をチェックしましょう。
携帯性を重視するならポータブルタイプ、自宅やオフィスで大容量のデータを保管するなら据え置き型がおすすめです。ぜひ本記事の内容を参考におすすめの逸品を見つけてみてください。