Googleの歴史 生い立ちから現在に至るまでを徹底解説!

現在、世界の最先端企業として様々なテクノロジーを開発し、私たちの生活を支えてくれているGoogle。

今回は、Googleの歴史を生い立ちから現在までを徹底解説していきます。

「今までにどんな過去があったのか?」

「どうしてGoogleはあんなにも大きな企業への成長したのか?」

そういった疑問を解決していきます。

Googleとは

Google LLC(グーグル)は、インターネット関連のサービスと製品に特化したアメリカ合衆国の企業。世界最大の検索エンジン、オンライン広告、クラウドコンピューティング、ソフトウェア、ハードウェア関連の事業を展開しており、GAFA(Google Apple Facebook Amazon)の一つです。様々な事業を展開していますが、メインの収入は広告から得ています。

Googleの詳細情報

設立:1998年9月27日

創業者:ラリーペイジ、セルゲイ・ブリン

本社:Googleplex(カリフォルニア州マウンテンビューアンフィシアターパークウェイ1600番)

製品:Googleのサービス(Google検索、Gmail、Google Map、Google Photo、Google Docs、Google 翻訳、Google Play、Google SpreadSheet、など)

売上高:約1825億ドル(2020年時点)

営業利益:約412億ドル(2020年時点)

利益:約403億ドル(2020年時点)

総資産:約3196億ドル(2020年時点)

従業員:約135,000名(2020年時点)

創業者がGoogleを立ち上げるまでの経歴

ラリーペイジ

ラリーペイジはアメリカ合衆国ミシガン州ランシングに生まれました。6歳のころからコンピュータを触り始め、ミシガン大学で計算機工学を専攻し、1995年に学士(計算機工学)号を取得しています。

その後、スタンフォード大学計算機科学の博士課程に進学し、テリー・ウィノグラードの指導のもと、webのリンク構造、人間とコンピュータの相互作用、検索エンジン、情報アクセスインタフェースの拡張性、個人的なデータのデータマイニングの手法について研究をしています。その後、セルゲイ・ブリンと出会います。

セルゲイ・ブリン

セルゲイ・ブリンは、ソビエト連邦モスクワに住む東欧系ユダヤ人の家庭に生まれました。幼少期からコンピュータに興味を持ち始め、1990年にメリーランド大学に入学し、計算機科学と数学を専攻しています。

その後、米国科学財団から特待生として認められ、スタンフォード大学にて計算機科学の修士課程に進んでいます。スタンフォード大学ではインターネットに関心を持つようになり、検索エンジンや構造化されていないソースからの情報抽出法、莫大なテキストデータや科学データのデータマイニング手法などを研究して、学会誌に多数の論文を発表しており、1995年に計算機科学の修士号を取得しています。その後ラリーペイジと出会います。

Googleの年表

1995年に2人はスタンフォード大学で出会う

ラリーペイジがスタンフォード大学院への進学を考えていたとき、彼にキャンパスを案内することになったのがセルゲイ・ブリンでした。

2人は初めて出会った頃は意見がほとんど合わなかったそうですが、「膨大なデータの集合から関連した情報を検索するシステムを作る」という共通の関心がある事に気づき、The Anatomy of a Large-Scale Hypertextual Web Search Engine(大規模なハイパーテキスト的なweb検索エンジンに関する解剖)と題された検索エンジンに関する論文を共著で執筆しています。

1996年2人による研究プロジェクトとしてGoogleの歴史が始まる

2人は、ウェブサイト同士の関係を分析することで検索結果をランク付けする、改良された検索エンジンの理論を提唱しました。検索におけるウェブサイトの適合性を判断するにあたって、そのサイトへのリンクを貼っているウェブページ数と、それらのウェブページの重要度(品質)の2つを評価するものでした。

この技術を「Page Rank(ページランク)」と名付け、ウェブサイトの重要度をチェックすることで評価したため、2人はこの検索エンジンを「BackRub」とニックネームで呼んでいましたが、最終的に「googol(グーゴル)」という数の単位ににちなみ「Google」と名付けました。

Googolという名前には「膨大な数の情報から、探したいものを見つけ出す」という意味が込められています。

1998年9月4日法人化

その後数年間で、Googleはシリコンバレーの投資家たちの注目も集めるようになりました。1998年8月、サン マイクロシステムズ社の共同創始者であるアンディ・ベクトルシャイム氏が10万ドルの小切手を出資しました。そのほかにも、Amazonの創業者であるジェフペゾス、スタンフォード大学計算機科学教授のデビッド・チェリトン、起業家のラム・シュリラムの3人も出資を行っています。その後ベンチャーキャピタルのクライナー・パーキンス・コーフィールド・アンド・バイヤーズとセコイア・キャピタルが主に出資を行い、Googleは2,500万ドルの資金調達に成功しています。

そして、Google Incの正式な誕生です。この出資をきっかけに、新たに法人組織となったチームは寮から初のオフィスへとアップグレードしました。決して洗練されているとは言えないパソコン、卓球台、鮮やかな青いカーペット、朝早くから夜遅くまで過ごす場所が出来上がりました。

1999年の初めにExciteに買収を拒否される

2人はGoogleをExciteに売り渡すことを希望していました。ジョージベル(Exciteの最高経営責任者)を訪問し、Googleを100万ドルで買収するオファーを持ちかけたが拒絶されます。Exciteのベンチャーキャピタリストの1人ビノッド・コースラはGoogleを75万ドルで売り渡すように説得を試みましたが、それでもジョージベルは買収を却下しました。

2000年Googleアドワーズ開始

当初、ペイジとブリンは「広告収入に頼る検索エンジン」に対して反対する姿勢を示していましたが、2000年の10月にGoogleは「Google Adwards」と呼ばれるシステムを通して広告を売り始めます。整然としたページデザインを維持するため、表示されるのはテキストベースの広告のみとされました。

2003年 Appleと提携

2003年1月8日にAppleが開発したSafariに検索ツールバーを設け、標準の検索エンジンとなりました。そのほかにも、Pyro Networksを2月に買収し、10月にはgooと検索エンジンについて提携も行っています。

2004年Gmailサービスの誕生、株式公開

2004年4月に、Googleはウェブサービス、「Gmail」を始めます。現代ではメールは当たり前の時代ですが、Gmailはいきなり1GBという桁違いのサービスを提供することを発表し、当時は「そんなに巨大な容量が無料で使えるのか?」と多くのユーザーを驚かせました。

そして、2004年8月19日、Googleの株式公開(IPOの設立)が行われました。GoogleのIPOでは、1960万5052株が1株あたりの価格85ドルで売り出され、オンラインのオークション方式で実施されました。IPOによりGoogleは約16億7000万ドルの資金を調達し、その株式時価総額は230億ドル以上となりました。

2005年 Google Mapサービスを開始

2005年4月に、Googleは地図アプリである「Google Map」を発表しました。元々はKeyholeという会社の技術でしたが、Googleが目をつけて2004年の10月27日に買収しました。これ以降多くの人が道に迷うことはなくなりました。さらに、3月にはUrchinを買収しGoogle Analyticsを開始し、5月11日にはdodgeball.comというSNSを買収しています。

2006年 中国進出とYouTubeを買収

2006年1月、Googleの経営理念に「悪いことには手を染めない」という創業者の哲学で知られていますが、中国市場に参入した際に、民主化や少数民族問題など中国政府の望まない情報を非表示にするという樹種検閲を受け入れたために、ネット関連事業者などからアメリカ議会の公聴会で集中砲火を浴びます。その後、中国市場でのシェアを30パーセント以上、「百度(中国の事業者)」に次ぐ、2位まで伸ばしますが、Gmailサービスが中国国内からとみられるハッカー攻撃を受けたことなどを理由に撤退を表明しました。

そして、2006年3月にはUpstartle社が開発する「Ajax ワープロ」のWritely開発チームを買収、5月にはauブランドを持つKDDI社と提携も行いました。

さらに、Googleは2006年10月9日にYouTube社を16億5000万ドル(約1,950億円)で買収することを発表し、YouTubeを買収した後もGoogleビデオ、YouTubeの名前を変えないことも発表しました。当時では払い過ぎという意見で単なる動画共有サービスとしか認識されていなかったYouTubeですが、現代では莫大な収益を生んでいます。

2007年 広告会社のダブルクリックを買収

2007年4月13日、Googleはオンライン広告会社である「ダブルクリック」を31億円ドル(約2,800億円)で買収しました。ダブルクリックは、バナー広告(ディスプレイ広告の一種)の配信で大成功を収めた会社ですが、Googleが台頭して検索連動広告がブームになっていたとき、Performicsという会社を買収して、検索エンジン最適化や成功報酬型広告向けの配信ツールを手に入れました。

これがきっかけでGoogleの傘下に入ることになります。また、その年の5月には画像共有サイトPanoramioを買収し、6月1日にはRSSサービスであるFeedBurner社を買収、さらに10月9日にはミニブログサービスのJaikuも買収しています。

2008年 NTTドコモと提携

2008年1月24日にGoogleはNTTドコモと提携しました。Googleマップサービスをドコモのiモード端末に標準搭載するほか、検索サービスや検索連動型広告などでも協業しています。また、YouTubeやGmailといったGoogleが運営するサービスをドコモ端末で利用しやすくしています。

2009年 一部サービス終了

2009年1月14日、Googleは、Googleビデオ、Google Notebook、Google Catalog Search、Jaiku、Dodgeball、Mashup Editorのサービスを終了することを発表しました。

2010年 ネクサス、Google Buzz、Google Fiber、Google TV、Google ドライブレスカーを発表

2010年には、Googleは様々なサービスを発表しています。1月には、Googleから初めてのスマートフォンネクサスの発表。つぶやきソーシャルネットワークであるGoogle Buzz(Gmailに統合)、光有線通信を使った実験的なブロードバンドインターネットを構築するGoogle Fiber、GoogleによるスマートテレビにプラットフォームであるGoogle TV(Androidに後継ぎしている)、自動運転を意識したGoogle ドライブレスカーなどがあります。

2011年 Google Music、Google+の発表

2011年5月10日、クラウド音楽サービスのGoogle Music(Music Beta by Google)を、6月28日にはSNSのGoogle+を発表しました。

現在では、Google Play Musicとして、音楽を手軽に楽しめるGoogleの音楽再生アプリとなっています。パソコンなどから転送した音楽や、Playミュージックのウェブサイトにアップロードした音楽、Playストアで購入した楽曲を再生できるほか、定額制の音楽配信サービスを利用できます。

Google+はかつてGoogleが運営していたSNSだが、2019年4月2日にGoogle+の利用者が低迷していたことからサービスは終了しています。

2012年 Google Glassを発表

2012年4月4日、メガネ型ガジェット「Google Glass」の製品テストが始まりました。2013年に正式に商品化しましたが、プライバシー侵害への懸念が提起されており、結局この払拭を払えずに開発が頓挫してしまっています。2019年時点で完全に開発がストップしたわけではないようで、現在も一部の市場に向けて開発しているそうです。

2013年 「Project Loon」、Chromecastのリリース、edXと提携、Calicoの設立、を発表

 

2013年6月14日に気球式インターネット網プロジェクトとして「Project Loon」を発表しました。これまで通信網の整備されていなかった地域の人々達が高高度気球に搭載された中継装置を介して、インターネットに接続するようにする計画のことです。

また、同じ月にGoogleはテレビにコンテンツをストリーミング配信するためデバイスである「Chromecast」をリリースしました。Googleのスマートホームガジェットへのトレンドで、革命的なデバイスではありませんでしたが、低価格のためAmazon FireやApple TVと対抗するまでになったと記載されています。

9月10日にはedXと提携し、オンライン講義を発表しました。11月にはGoogle Helpoutsとしてオンラインコラボレーションサービスで、ユーザーからはライブビデオを通じて専門知識を共有し、コンピュータやリアルタイムのヘルプを提供できています。

そして、9月18日には老化、病気、ヘルスケアに取り組む、Calicoの設立を発表しました。CalicoはGoogleなどと並ぶ新しいアメリカの生物工学の研究開発企業となっています。

2015年 Alphabet Incを設立

2015年8月10日、Googleは各事業に注力するため、持株会社としてAlphabet Incを設立し、組織を再編成する計画を発表しました。Nest、GoogleX、Fibre、Google Venturesなどの事業が含まれています。

2016年 Google Home誕生

2016年5月、GoogleはAI搭載のスマートスピーカー(Google Home)をリリースしました。内臓されているマイクで音声を認識し、情報の検索や連携家電の操作も行うことができます。現在でもSiriを搭載した商品、Amazon Alexaなどの商品と一緒に販売されています。2019年には日本でも商品が販売され始めました。

2018年 ニューヨークにもオフィスを設立

2018年12月、Googleは7,000人以上の従業員のために10億ドルを投じて、ニューヨークのハドソン・スクウェアに新しいオフィスを作ると発表しました。オフィス面積は2倍となり、ニューヨークの従業員を1万4,000人以上へと増加させています。

Googleが成功した理由

Googleが大企業へと成長した主な理由は

  • ウェブページをランク付けする検索エンジン(Page Rank)という仕組みを開発したこと
  • 検索結果に広告を組み合わせたこと
  • 軸は必ずインターネット産業であること
  • 常に新しいビジネスを生み出していること
  • 最高のプロダクトを生み出していること

だと考えられます。

ウェブページをランク付けする検索エンジン(Page Rank)という仕組みを開発したこと

ウェブページをランク付けする検索エンジンを開発することで、膨大な情報から自動的に良質なコンテンツが上位表示されるようになります。現在ではSEOの最適化などといわれたりもしていますが、品質の悪いものはあまりみられることがないため、ユーザーに良質なコンテンツを届けることができます。

検索結果に広告を組み合わせたこと

検索結果に広告を組み合わせることで、ユーザーの悩みをすぐに解決できます。例えば「美容クリーム」で何が良いかを調べていた際に、商品の広告を貼ることでユーザーがスムーズに購入ができます。わざわざもう一度商品を調べて購入する手続きを減らせます。

軸は必ずインターネット産業であること

現代では、テクノロジーの革新がとても激しい時代です。Googleは常にIT関連の企業に投資を続けています。そこからさらに自社のサービスと合わせて開発を行い、私たちの生活をどんどん便利にしてくれています。

常に新しいビジネスを生み出していること

冒頭でも紹介しましたが、Googleはたくさんのサービスを展開しています。1つの事業にこだわらず、幅広く長期的にユーザーが使えるものをたくさん生み出しています。

最高のプロダクトを生み出していること

激変の結果、今や企業の成功に最も重要な要素はプロダクトの優位性になりました。情報の管理能力でも、流通チャネルの支配力でも、圧倒的なマーケティング力でもありません。

ラリーペイジやセルゲイ・ブリンも計算機科学などが長けていましたが、それぞれ製品開発をする際に高度な専門知識を持っている人、実行力に優れ、単にコンセプトを考えるだけではなく、プロトタイプを創ることができる人々で行っているため、最高の商品が出来上がっていると考えられます。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は、Googleの歴史について生い立ちから現在に至るまでを解説してきました。

歴史とは言えど、Googleの過去から学ぶことはたくさんあります。ユーザーに対して便利なサービスを提供し続けていること、常に革新と独特な発想を続けていることなどを深掘りすることで、私たちの普段の生活に生かせるかもしれません。

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