Osmo Action(オズモアクション)は、世界最大手のドローンメーカーとして注目されているDJIから発売されたアクションカメラです。「アクションカメラと言ったらGoProじゃないの?」というイメージもありますが、Osmo ActionもGoPro同様に、高精細かつアウトドアシーンに万能な機能が搭載されています。
「アウトドアシーンでダイナミックな映像を撮影したい!」「アクションカメラの購入を検討している」という方はDJIのOsmo Actionがおすすめ。この記事では、Osmo Actionの基本的な機能をご紹介するとともに、使用感のレビューも紹介します。
目次
デュアルスクリーン搭載の4Kアクションカメラ
DJIのOsmo Actionの特徴は何と言ってもデュアルスクリーンが搭載されていることです。Osmo Actionは前面と背面に2つのディスプレイが搭載されているので、自撮りをするときに「どの範囲まで映っているのか?」という確認が簡単におこなえます。
出典:DJI
GoProの場合、背面のディスプレイだけなので「この角度なら映っているかな?」「あ〜見切れてる」という煩わしい思いをしている方もいるでしょう。
「ダイナミックな撮影をしたい!」「自撮りも楽しみたい」という方には、DJIのOsmo Actionがおすすめです。
【Osmo Action】基本的なスペック
- サイズ:65×42×35mm
- 重量:124g
- ISO感度:静止画:100-3200動画:100-3200
- シャッター速度:120~1/8000 秒
- 撮影モード:動画 / スローモーション / HDR動画 / タイムラプス
- 駆動時間:1080P/30fpsで最大135分・4K/60fpsで最大63分
- 充電時間:約90分
iPhone11の重量は約188gなので、いつも持ち運ぶiPhoneよりも軽いことがわかります。また、手のひらサイズなので、ポケットに収納して持ち運べることも魅力です。
動画はもちろんのこと、スローモーションやタイムラプスなどのシーンに合わせた撮影も可能です。耐熱性や耐寒性にも優れており、気温-10℃の極寒の環境でも問題なく使用できます。
センサーサイズやオーディオ出力など、更に詳しいスペックはDJI 公式サイトをご覧ください。
[blogcard url=”https://www.dji.com/jp/osmo-action”]「アウトドアはこれで完璧」Osmo Actionの魅力的な機能を紹介
Osmo Actionの最大の魅力は、さまざまな環境に対応した撮影機能です。具体的には下記のような機能が搭載されています。
- 手ブレを抑える「Rock Steady」機能
- 水深11mまで対応した防水設計
- 多彩な表現ができるクリエイティブ撮影モード
歩きながらの動画はもちろんのこと、海や空、自転車や車などの乗り物に搭載することで、クリエイティブかつアグレッシブな動画を撮影ができます。
手ブレを抑える「Rock Steady」機能
Osmo Actionは、「Rock Steady」機能と呼ばれる手ブレ補正機能が搭載されており、激しい動きのシーンでも安定感のある映像に仕上げます。
歩くときはもちろんのこと、自転車やバイクなど、上下左右のブレが生じやすいスピードにおいても、ジンバルを搭載したような手ブレ補正を実現させました。
「ダイナミックなシーンは臨場感を伝えるために、あえて手ブレがあった方がいい!」という方も多いでしょう。Osmo Actionの「Rock Steady」機能は設定画面からON・OFFを選択できるので、あえて手ブレが残る映像も楽しめるのです。
画面右上に表示されている「RockSteady」をタップするだけでON・OFFを切り替えられます。
水深11mまで対応した防水設計
Osmo Actionは、背面タッチスクリーンに防水シールと疎水性コーティングが施されているので、水深11mまで防水性を発揮します。
一部の口コミでは、「全然防水じゃない!」という意見もありますが、バッテリーケースと本体に隙間が開いている可能性が考えられます。マリンスポーツをするときはバッテリーケースの締まり具合を確認しておきましょう。
また、別売りの防水ケースやフローティングハンドルを使用することで、水中でも自由自在に撮影ができます。
多彩な表現ができるクリエイティブ撮影モード
Osmo Actionには、通常の動画撮影だけではなく「HDR動画」や「スローモーション」「タイムラプス」のようなクリエイティブな撮影モードが搭載されています。
HDR動画は細部までダイナミックな映像が撮影できる
Osmo Actionに搭載されているHDR動画撮影モードを使うことで、明るい所と暗い所の光を自然な雰囲気で再現できるので、複雑な照明環境下でもディティールをしっかりと捉えます。
8倍スローモーションで素早い動きもハッキリと捉える
Osmo Actionは、1080p/240fpsの設定を使用して8倍スローモーション映像が撮影できます。肉眼では見えないスピードの映像も捉えられるので、幅広い映像表現を楽しみたい方におすすめです。
例えば、水しぶきや鳥が飛ぶ瞬間、ジャンプをしているシーンなど、綺麗な映像表現をしたいときにもスローモーション撮影は効果的です。
時間と動きを凝縮したタイムラプス
タイムラプスとは、一定間隔の写真した画像を動画としてつなげることにより、早送り映像を楽しめる撮影技法です。Osmo Actionのタイムラプスは、撮影する間隔や動画の長さを設定できるので、自分好みの表現に合わせた撮影ができます。
例えば、夕陽が沈む映像を撮りたい場合、日の入り時間から逆算することでタイムラプスに必要な時間を調節できるのです。
【Osmo Action】使用感をレビュー
「機能が充実していることはわかったけど、使い勝手はどうなの?」と気になっている方は多いでしょう。ここからは、実際にOsmo Actionを使用した感想をご紹介します。
起動が早いので決定的瞬間を逃さない
Osmo Actionの起動速度は1〜2秒程度。立ち上がりまでが早いので、アウトドアなどのアクティブなシーンを撮影しているときにとても助かっています。
参照:DJI
一般的な一眼カメラを使う場合、「あ!このシーンを撮りたい!」と、思ってから撮影を始めても起動時間の遅さやフォーカスが合わないことにより、決定的瞬間を逃すことがありました。しかし、Osmo Actionはポケットからスッと取り出してRECを始められることから、旅行先で動画を撮影するときにおすすめです。
アプリと連動させるとSNSの投稿もスピーディにおこなえる
Osmo Actionは専用アプリである「DJI Mimo」と連動させることで、Osmo Actionで撮影した写真や動画をスマートフォンに転送できます。すぐに写真や動画を加工してSNSにシェアできるので、その場の臨場感をタイムリーに共有できるようになりました。
「SNS投稿だったらスマートフォンで写真や動画を撮って、そのまま投稿できるじゃん!」という意見もありますが、iPhoneはマリンスポーツなどの水中映像や、スキーなどのアクロバティックなシーンの撮影には向いていません。
Osmo Actionならではの角度やシーンから撮影できることを加味すると、アプリ連動によるSNS投稿の簡易性は魅力的です。
カスタムモードで快適な撮影ができる
Osmo Actionは自分好みの撮影設定を保存できるカスタムモード(マニュアル)があります。わざわざISO感度やシャッタースピードを設定する必要がないので、Osmo Actionを起動してからすぐに撮影ができるのです。
カスタム露出設定では、最大120秒の長時間露光も可能。「アクションカメラで露光撮影ができるの?」と、驚いた方も多いでしょう。夜間撮影や星空も撮影できることも魅力です。
また、本体の側面に搭載されているクイックスイッチボタンを使用すると、モードや設定に素早くアクセスできるので、画面操作をする時間を大幅に削減できます。狙った被写体から目を離さないことで、決定的瞬間も逃しません。
RAW撮影によりこだわった編集ができる
Osmo ActionはRAW撮影ができることも魅力です。RAW撮影をすることで、露出や彩度を細かく編集できます。素人でもクリエイターのようなクオリティの高い写真や動画に仕上がるのです。
「SNS映えする投稿をしたい!」「クリエイターのような作品を作りたい」という方におすすめです。RAW撮影をするときは容量が大きくなるので、パソコンのスペックも考慮しましょう。
アウトドアシーンで活躍する多種多様なアクセサリー
Osmo Actionは、さまざまなアウトドアシーンに特化したアクセサリーが豊富です。
自撮り棒はもちろんのこと、車や自転車、ヘルメットや胸につけるアクセサリーもあります。アクセサリーをシーン別に使い分けることで、iPhoneや一眼カメラでは表現できないダイナミックな写真や映像を撮影も可能。例えば、サーフボードや競技用ヘルメットに搭載すると、臨場感たっぷりの映像を楽しめます。
また、NDフィルターをつけることで光が気になる環境でも白飛びをすることなく、被写体を綺麗に捉えられるので、撮影にこだわりたい方におすすめです。
Osmo ActionはGoProのアクセサリーとも互換性があるので、わざわざOsmo Action用のアクセサリーを買い替える必要はありません。最近では、純正品以外のアクセサリーも登場しているので、手頃な価格で購入できます。
まとめ
DJIから発売されたOsmo Actionは、デュアルスクリーンが特徴のアクションカメラです。iPhoneよりも軽量かつコンパクトなので、「このシーンを撮影したい!」と思った瞬間にサッと取り出して決定的瞬間を画角におさめられます。
機能性や耐久性はもちろんのこと、アクセサリーを使用することで、iPhoneや一眼カメラでは実現できないアクロバティックなシーンも撮影できます。
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