パソコンを購入するにあたって、まず気になることは、Macを買うべきなのか、Windowsを買うべきなのかということです。
パソコン初心者にとっては、MacとWindowsの違いはなんなのか、さっぱりわからないと思います。
これから大学生になる人の多くは、「Macはスタイリッシュでオシャレだけど、値段が高いし、社会人になったらWindowsを使うとか聞いたことあるし、かといってWindowsは使い方が難しそうだし。」みたいな悩みを抱えていることでしょう。
かつての僕も、大学生になるときに、Macにすべきなのか、Windowsにするべきなのか迷いました。
どちらを買っても同じパソコンなので、できることは基本的に同じですが、仕事や就職に使ったり、趣味に使用するという人は、違いを理解したほうがいいです。違いを知らずに購入してしまうと、後々後悔してしまうかもしれません。
そこで今回は、MacとWindewsでは何が違うのか、そして、パソコン初心者の人にオススメのパソコンはどちらなのかということを書いていこうと思います!
目次
MacとWindowsの違い
まず、MacとWindowの主な違いは4つあります。
- OS
- 対応ソフト
- 操作性
- 価格
これからその4つを詳しく、そしてわかりやすく説明していきます。
OSの違い
まず一つ目にMacとWindowsで大きく異なる点は、OSです。OSとは、オペレーティングシステムの略で、直訳すると、「動作システム」です。
OSが無いと、パソコンの電源がついても画面が真っ暗のままで何も表示されません。つまり、OSはパソコンを動かすための、必ず必要なものです。
Macは、OSからパソコン本体の製造まで、あの有名な「Apple」が全て行っています。
つまり、Apple製品(MacbookやiMacなど)は、製造工程で全てAppleが手がけているということです。
一方、Windowsは、OSは「マイクロソフト」が開発し、パソコン本体は、パナソニックや富士通などの他のメーカーが製造しています。
OSが違うとどうなるのか
OSが違うということは、もしパソコンが壊れてしまったり、パソコンの調子が悪くなってしまった時に、Macを使用している方は、全てAppleにお問い合わせすることになります。
しかし、Windowsを使用している場合、パソコンの製造メーカーとOSが別の会社になります。基本的にはパソコンの製造メーカー(パナソニックなど)にお問い合わせするのですが、OSの不具合などの問題が生じた時には、マイクロソフトにお問い合わせしなければなりません。
ここからわかることは、パソコンの不具合が起きた時、Macを使用している人は、全員Appleにだけお問い合わせすればいいのに対し、Windowsを使っている人は、多少手間がかかるということです。
対応ソフトの違い
MacとWindowsの二つ目の違いは、対応ソフトが違うということです。
基本的に、ビジネスで使われるソフトの多くは、Windows向けで開発されています。お店で売っているソフトのほとんどがWindows用ですし、インターネット上で無料で手に入るソフトも、Windowsの方が多いです。
Macの場合、Windowsのソフトに対応した純正アプリや代替ソフトでカバーしなければなりません。
しかし、パソコン初心者にとって、対応ソフトはそこまで重要では無いと思います。
僕は今大学二年生で、Macを使用していますが、MacだからWindows用ソフトがダウンロードできなくて困ったということはまだありません。
というのも、マイクロソフト社が提供するワードやパワーポイントなどもMacで使用できます。
「このソフトが必要で、Windowsにしか対応していない」という場合であれば、Windowsを買うべきですが、そのようなものがない場合、Macでも問題ないでしょう。
操作性の違い
MacとWindowsの3つ目の違いは、操作性です。
操作性の中で、大きな違いが一つあります。それは、「キーボードの配列が違う」ということです。キーボード配列が違うといっても、アルファベットの部分は同じです。何が違うかと言うと、「control」「Alt」「Command」「windows」という4つのキーです。
MacからWindows、WindowsからMacに移行した時は、キーボードが違うことに少し戸惑うかもしれません。しかし、今までパソコンをほとんど使ってこなかったという方は、そのような問題は起きないでしょう。
また、今ではiPhoneを使用している人が多くいますが、iPhoneを使用している方はMacをおすすめします。
iPhoneを使っている人がMacを使うことは、めちゃくちゃ簡単です。僕もその一人でした。普段iPhoneを使っている人がWindowsを使用すると、慣れるまで少し時間がかかります。そういう点でMacを選ぶというのも良いと思います。
価格の違い
MacとWindowsの4つ目の違いは、価格です。
WindowsとMacを比較した時、Macの方が価格が高いです。Windowsの方がコストパフォーマンスが良く、同じ値段でもWindowsの方がハイスペックです。
パソコン初心者で、「とにかく安いパソコンでいい!」という方は、迷わずWindowsをおすすめします。
それでもなお、なぜMacが売れるのかというと、デザインの美しさだったり、Macのブランドだったり、使いやすさが良いと感じるからでしょう。
Macのメリット
ここまでMacとWindowsの主な4つの違いを説明しましたが、ここでは、Macのメリットとデメリットを紹介していこうと思います。
Macのメリットとしては、
- デザインがかっこいい
- 使いやすい
- カスタマーサポートがしっかりしている
- 中古になっても高く売れる
- 金利0で分割払いできる
- Windowsも使用できる
というものがあります。
僕はApple信者というほどではないですが、身の回りのデバイスは、ほとんどApple製品です。iPhone、iPad、Macbookを使用しています。それほどAppleの製品は使いやすく、これからもApple製品を使いたいなと思っています。
話を戻しますが、実はMacでもwindowsを使用することができます。『見た目はMacだけど、OSがWindows』という使い方が、実はできるのです。
「なら、Mac買ったほうが良いんじゃないか?」と思われたかもしれませんが、これには問題が2つあります。1つめは、設定が面倒だということ。2つめは、キーボードがwindows向けじゃないということです。
先ほど、操作性の部分で、MacとWindowsのキーボード配列が違うと言うことを指摘しましたが、キーボード配列が違うと、ショートカットキーが使えなかったり、使いやすくなかったりします。
なので、MacでWindowsのOSを利用するのは、やめておいた方がいいです。
デメリット
対して、Macのデメリットは、
- 高い
- コストパフォーマンスが悪い
ということです。
Macは一番安いMacbook airでも約10万円しますし、Macのカスタマイズした最高額は約180万円のものまであります。
Windowsパソコンと比較すると、Macのパソコンはどうしても高くなってしまいます。お金に余裕があるという方は、MacでもWindowsでも選べるということになりますね。
Windowsのメリット
Windowsのメリットは、
- 対応ソフトが多い
- コストパフォーマンスが良い
ということです。
Windowsは何と言っても、コストパフォーマンスが良いです。Macと同じ10万円使っても、スペックがかなり高いものを買うことができます。
しかも製品によっては、2in1の、パソコンのようにも使えるし、iPadのように画面を直接操作できるものもあります。
また、MacよりWindowsの方が世界中で使用されているので、対応ソフトが多いのもメリットです。
デメリット
Windowsのデメリットは、
- 人によっては使いにくい
- お問い合わせに手間がかかる
という点です。
Windowsが使いにくいという点は、慣れてしまえば問題ないでしょう。
僕は過去に2万円くらいの格安Windowsパソコンを使用していました。それでも、ネットサーフィンしたり、SNSをする分には全く問題ありませんでした。
パソコンでネットサーフィンやSNSくらいしかしないという方は、安いWindowsで十分ですし、パソコンがあまりわからないという方は、Windowsで良いと思います。
MacとWindows、それぞれ向いているものが違う
ここまで、お互いのメリット・デメリットを紹介してきました。
これからは、何をするのかによって、どちらの方がいいのかについて書いていきます。MacとWindowsにおいて、こっちの方が使いやすい、向いているというのがあります。
まず、デザインやプログラミングをしたいという方は、Macをおすすめします。
理由は、Macは処理能力が高かったり、プログラミング言語のツールなどの関係で効率よく開発できます。
また、iPhoneアプリを開発する場合、Swiftなどの開発環境がMacにしかないため、必然的にMacが必要となります。
逆に、パソコンでゲームをしたいという方は、Windowsがおすすめです。Macだと、対応しているゲームが少なく、GPUのスペックが不足してしまいます。また、キーボードもゲーム向きではありません。
パソコンを使用する目的が明確なら、MacなのかWindowsなのかは明確ですね。
結局、パソコン初心者におすすめなのはどっち?
パソコン初心者におすすめなのは、Windowsです。理由は何と言っても、コストパフォーマンスが良いからです。
といっても、「正直どちらのパソコンでも良い」が結論でもあります。WindowsとMacが違うからといって、仕事の現場で困るということは、これからはほとんどないからです。
「もともとMacを買いたいと思っていたけどどちらがいいんだろう」と思っていた人は、Macがいいと思います。パソコンに対するモチベーションが全然違います。
僕が普段使いしているMacも、もしWindowsだったら、今ほど熱心にプログラミングを勉強していないかもしれません。
要するに、パソコンはMacでもWindowsでもどちらでもいいんです。それでもやっぱり決められないという方は、2台持ちというのも一つの手です。
最終的には、自分がパソコンを使用する用途によって、買うべき方を買っていただければと思います。