パソコン周辺機器の大手メーカーであるdodocool(ドドクール)から発売されているUSB-Cハブ。MacBook Pro 16インチにも対応していることから、多くのユーザーから愛用されています。
年々、MacBook Proシリーズは薄型かつ軽量な仕様にモデルチェンジしていきますが、同時に拡張性も見直されているので、最新のMacBook Pro16インチではUSB-Cのみ対応した仕様になっています。
つまり、SDカードなどを使ってデータ転送するときは、USB-Cに対応したハブが必要になります。この記事では、MacBookユーザーにおすすめのUSB-Cハブをご紹介します。
目次
【8つの機能が1つに集約】拡張性に優れたUSB-Cハブ
dodocoolのUSB-Cハブの魅力は、拡張機能に優れていることです。1つのハブに8つの機能が搭載されており、ほぼすべての作業はカバーできます。
出典:Amazon
ハブの選び方として重要なのが、「用途」を明確にすることです。「ハブならどれでも同じだから評価の良い商品にしよう」という曖昧な基準だと、いざ使ってみたときに「HDMI接続ができない」「USB3.0に対応していない」と、後悔することも珍しくありません。
今回は、「データ転送速度」「SD・microSDカードリーダー」などの拡張性を重視したdodocoolのUSB-Cハブをご紹介します。写真・動画クリエイターにとっておすすめの商品なので、ぜひ参考にしてみてください。
【dodocool】USB-Cの基本的なスペック
- SDカードリーダー
- microSDカードリーダー
- Dual USB-C
- RJ45イーサネット LANポート
- Thunderbolt 3ポート
- 4K HDMI ビデオ出力
- USB 2.0ポート
- USB 3.0ポート
dodocoolのUSB-Cハブは上記のように8つの機能が搭載されています。一眼カメラで撮影した写真や動画をMacBookに読み込み、加工・編集することも可能。HDMI端子を利用するとモニターに出力できるので、会議などのビジネスシーンでも大活躍します。
Dual USB-C面から差し込むだけでMacBook Pro16インチと接続できます。MacBook Proには左右4ポート仕様なので、dodocoolのハブを使っても他のUSBポートを占領することはありません。
【dodocool】USB-Cハブの魅力的な機能を紹介
dodocoolのUSB-Cハブには8つの機能が搭載されていると述べましたが、ここからは各機能の魅力を詳しく解説します。
SD・microSDカードリーダー
SDカードとmicroSDカードの差込口があるので、一眼カメラやアクションカメラで撮影した写真や動画をパソコンに読み込ませることが可能。microSDカードをそのまま差し込むこともできますが、下記画像のように専用アダプターに装着させてからSDカードリーダー部分に挿れてもデータを転送できます。
microSDカードの取り扱いは要注意。本体が破損したり、読み込み部分が擦れてしまうとデータが転送できなくなるので、頻繁に使う場合は専用アダプターに装着させることがおすすめです。
Thunderbolt 3
dodocoolはThunderbolt 3に対応しており、高速なデータ転送が可能。体感できるわけではありませんが、数値にすると機能性の高さが把握できます。Thunderbolt 3の最大転送速度は40Gbpsとなっており、USB3.1 Gen2の約4倍。大容量のデータを転送することも可能です。
dodocoolのハブは5Kのビデオ出力に対応しており、モニターに繋いで作品を流すこともできます。ビジネスシーンでも活躍するので、クリエイターにとっては嬉しいポイントです。
4K HDMI出力
dodocoolのハブは、最大4K(3840×2160)に対応しています。その他にも【2K・1080p・720p・480p・360p】の出力が可能です。モニターによっては対応範囲が異なるので、環境によって出力を変えられることも魅力です。
USB2.0 / 3.0ポート
本体にはUSB2.0とUSB3.0が搭載されており、両者の違いを簡単に解説すると、USB3.0の方が10倍程度データ転送速度が速いと言われています。(あくまでも理論上)実際に、データの転送速度はUSB3.0の方が速いので、重たいデータを送るときにはとても便利です。
一般的に、USBのポート内が青い方がUSB3.0、黒い方がUSB2.0という見極め方をします。dodocoolのハブでも同じようなカラーで表されており、ポート付近には「USB3.0」「USB2.0」を記載されているので、ガジェットに詳しくない方でも簡単に使い熟せるでしょう。
USB3.0は圧倒的なデータ転送速度を誇っていますが、効果を発揮するためにはパソコンや周辺機器がUSB3.0に対応している必要があります。(MacBook Pro16インチはUSB3.0に対応)
【dodocool】USB-Cハブの使用感をレビュー
「機能性はわかったけど、実際の使用感を知りたい」「どんなときに便利だと感じるの?」と、気になっている方のために、dodocoolのUSB-Cハブを使った感想を紹介します。
MacBookシリーズと相性抜群のデザイン
無骨かつスタイリッシュな見た目と、Apple製品を象徴とするスペースグレーの色合いがMacBookとの相性が抜群。本体の厚さはMacBook Pro16インチよりもやや薄い程度なので、操作をするときに邪魔にならないのが嬉しいポイントです。
また、パソコンに直接差し込むので、無駄に幅を取らないことも高評価。ケーブルタイプを使っていた頃は、何気なく手を動かしたときにケーブルと絡まってパソコンから抜けてしまうこともあったので、dodocoolのUSB-Cハブのコードレス仕様はとても使いやすい印象を受けました。
収納や持ち運びが便利
軽量かつコンパクトなので、持ち運びはとても便利です。専用のケースも付いているので、各種ポート内にゴミやホコリが溜まることを防ぐことができます。
パソコンケースにもすっぽり入るので、自宅やオフィスだけではなく、外出先でも利用できるでしょう。
ワイヤレスマウスも使える
cococoolのUSB-Cハブなら、Bluetoothのレシーバーを使用するワイヤレスマウスも使えます。以前にご紹介した「ELECOMのワイヤレストラックボールマウス」も反応速度が変わらないので、USB-Cハブのクオリティの高さを感じました。
[blogcard url=”https://webhack.jp/gadgets/%e3%80%90%e4%bd%9c%e6%a5%ad%e5%8a%b9%e7%8e%87%e5%8c%96%e3%82%a2%e3%82%a4%e3%83%86%e3%83%a0%e3%80%91elecom%e3%81%ae%e3%83%af%e3%82%a4%e3%83%a4%e3%83%ac%e3%82%b9%e3%83%88%e3%83%a9%e3%83%83%e3%82%af/”]使用時の注意点
dodocoolのUSB-Cハブは機能性に優れていますが、頻繁に使う方は下記のようなポイントに注意しておきましょう。
- 長時間使用すると熱を帯びる傾向がある
- 奥まで挿さないと反応しないことがある
長時間使用すると熱を帯びる傾向がある
何時間も連続で使用するとハブ本体が熱くなります。操作性には問題ありませんが、やはり今後も使っていくと考えると気になるのが正直な感想です。「カメラで撮影したデータをパソコンに送りたい」「ハブを通してスマートフォンの充電をしたい」などの用途であればサクサク利用できます。
奥まで挿さないと反応しないことがある
利用者から「反応しない」「データが送れない」という口コミを発見。そもそも故障していることも考えられますが、その他の理由としては、USB-Cポートが奥まで挿さっていない可能性もあります。
USB3.0ポートを重視したい方は「7in1」モデルがおすすめ
dodocoolのUSB-Cハブをご紹介しましたが、「USB2.0ポートよりもUSB3.0ポートを重視したい」という方は、「7 in 1」モデルがおすすめです。
USB3.0ポートが3ヵ所に搭載されている
dodocoolの「7 in 1」はUSB2.0ポートの代わりにUSB3.0ポートが3箇所に搭載されています。「8 in 1」モデルよりも1つ増えたので、使い勝手が良くなりました。HDMI動画も数秒で転送できるので、より重たいデータを扱う方は「7 in 1」もおすすめです。
SD・microSDカードリーダーがサイドにあるので扱いやすい
これまでご紹介してきた「8 in 1」モデルは本体正面に専用ポートが搭載されていたので、親指でグッと押し込まないと、うまく入りませんでした。しかし、「7 in 1」は本体サイドに専用ポートが搭載されてるので、力を入れなくてもSD・microSDカードを差し込むことができます。
SD・microSDカードは、ハブとの相性が悪いと破損してしまうケースもあります。頻繁に使うものだからこそ、扱いやすいハブを選ぶことが大切です。
イーサネットポートは搭載されていない
「8 in 1」モデルは、RJ45イーサネット LANポートが搭載されていますが、「7 in 1」はありません。有線接続は高速通信に期待できるすぐれものですが、現在の通信環境に不満がない方は「7 in 1」で十分です。
通信環境についてはLANケーブルのカテゴリーも関係してくるので、ご自身の環境に合ったケーブルを選びましょう。
まとめ
dodocool(ドドクール)から発売されているUSB-Cタブは、8つの機能が1つに集約されたすぐれものです。SD・microSDカードリーダーはもちろんのこと、Thunderbolt 3やHDMI出力、USB3.0にも対応しています。
dodocoolは「8 in 1」モデルだけではなく、「7 in 1」モデルも販売されています。どちらも高性能モデルですが、USB3.0のポート数を増やしたい方は「7 in 1」モデルがおすすめ。イーサネットなどの通信環境にもこだわりたい方は「8 in 1」を選びましょう。