【大迫力の空撮が楽しめる】DJIのMavic Airの魅力と使用感をレビュー

大迫力の空撮映像が撮影できるドローンは、映像クリエイターだけではなく、個人的な趣味としても購入する方が急増中。ワンランク上の遊びを楽しめると評判になっています。

しかし、「さまざまなメーカーがドローンを発売しているから、どれを選んだらよいかわからない」「安いドローンを買ったらすぐに壊れそう」と、悩んでいる方も多いでしょう。ドローンは本体の重量によって適用される法律が異なるので、安易に飛行させると罰則を科せられる可能性もあるのです。

この記事では、大手ドローンメーカーであるDJIから発売されている「Mavic Air」の魅力や使用感、ドローンを購入するときに気をつけるポイントを解説します。ドローンの購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

大迫力の空撮が楽しめる!DJIのMavic Airがおすすめ

出典:DJI

DJIは中国発祥の大手ドローンメーカーです。空撮システムのマーケットリーダーとして世界各国にドローンを展開しており、一般人でも気軽に飛ばせることが魅力です。「ドローンといったらDJI製品」というブランドも確立されています。

DJIのドローンには、「Phantom 4 Pro」や「Mavic 2」「Inspire 2」などのモデルがありますが、その中でも「Mavic Air」シリーズは機能性と携帯性に優れていると評判です。コンパクトかつ軽量のモデルながら、4K撮影やスローモーションなどのクリエイティブな空撮にも対応しており、趣味の範囲を超えた作品に仕上がります。

Mavic Airはスマートフォンと連動させて機体を飛ばすので、特別な技術を必要とせず比較的容易に飛ばせることも魅力。趣味としては値段が高いですが、ワンランク上の遊びを楽しみたい方にはおすすめです。

【DJI】Mavic Airの商品詳細

  • サイズ:168(L)×83(W)×49(H)mm(たたんだ状態)
  • 重量:430g
  • 最大速度28.8km/h(Wi-Fiモード)
  • 運用限界高度(海抜):5000m
  • 最大飛行時間:21分
  • 最大飛行距離:10km

手のひらサイズほどのコンパクトな機体ですが、無風の状態では10kmも飛行させることが可能。飛行時間は約20分ですが、バッテリーを複数購入しておけば問題ありません。

気軽に空撮が楽しめるモデルとして人気ですが、本体重量は430gなので飛行させる場合は航空法が適用されます。Mavic Airを飛行させる場合は、国土交通省の「無人航空機の飛行に係る許可・承認書」を受けることが義務付けられています。詳細は国土交通省の公式ホームページである「ドローン情報基盤システム」をご確認ください。

【DJI】Mavic Airの魅力的な機能

出典:DJI

DJIのMavic Airには下記のような魅力的な機能が搭載されています。

  • 4K映像が撮影できる
  • クリエイティブな表現が可能
  • 豊富な内蔵ストレージ

それぞれの項目について詳しく解説します。

4K映像が撮影できる

Mavic Airは4K/30fps動画撮影を実現。海や山、動物が群れを成して走るシーンなどを鮮明に撮影できます。コンパクトな機体からは想像できないほどのドラマチックな表現ができます。機体のカメラは3軸ジンバルが搭載されているので、風によって機体が揺れても手ブレを抑えた安定した映像表現が可能です。

画質レベルはスマートフォンから変更可能。4K映像はもちろんのことHDなどにも対応しており、映像をアップロードする環境に合わせた設定ができます。HDを4Kに書き出すことはできないので、映像をアップロードする媒体を意識しながら撮影をすることがおすすめです。

クリエイティブな表現が可能

Mavic Airは4K撮影だけではなく、スローモーション映像やクイックショット、アクティブトラックなど、撮影シーンに合わせたクリエイティブな表現ができます。

単純に空撮をするだけではなく、豊富な撮影モードが搭載されていることがMavic Airの魅力であり、多くのクリエイターから選ばれている理由です。

スローモーション

1080p/120fpsのスローモーション動画撮影に対応。鳥が羽ばたくシーンやバンジージャンプなどのスリリングな映像をクリエイティブな視点から画角におさめます。

クイックショット

「ロケット」「ドーニー」「サークル」「ヘリックス(螺旋)」「アステロイド(小惑星)」「ブーメラン」の6種類のクイックショットが搭載。手元にあるスマートフォンから指定すると機体が軌跡を描きながら自動撮影します。各種クイックショットは1タッチで指定できるので、ラジコンのように技術が問われることはありません。機械の操作が苦手な方でも簡単に使いこなせることも魅力です。

アクティブトラック

アクティブトラックは、最大で16個の被写体を同時に識別して、移動している被写体を撮影する機能です。従来モデルよりも追尾精度が格段に上がったので、車や自転車、ランニングをしているときでも対応できます。

スマートキャプチャー

スマートキャプチャーは、Mavic Airに手の動きを覚えさせて操作させる機能です。手をかざすと被写体を捉えながら後方に飛行・撮影開始するなど、思い通りの設定が可能。複数人で集合写真を撮影したいときにもおすすめです。

タップフライ

撮影だけに集中したい場合は、DJIからリリースされている専用アプリ「DJI GO4」でタップフライを選択しましょう。タップフライは、モバイル端末の画面上でタップした場所に向けてドローンが自動で飛行する機能です。前後・フリー・座標モードで動作するので、撮りたいシーンにあわせて飛行速度を調整できます。

8GBの内蔵ストレージが搭載

Mavic Airで撮影した映像や写真はmicroSDに保存することがおすすめです。microSDならどれでもよいというわけではなく、Mavic Airとして最適なmicroSDが公式サイトに掲載されています。アクションカメラとの互換性もあるので、Mavic Airを購入するときには、「DJI 公式サイト」をご覧ください。

また、Mavic Air本体では8GBの内蔵ストレージが搭載されているので、万が一、「microSDを忘れてしまった」というときも安心です。撮影した映像は接続しているスマートフォンに保存できるだけでなく、AirDropを利用してMacBookなどのパソコンにもデータを転送できます。

Mavic Airの使用感をレビュー

出典:DJI

「Mavic Airは本当に初心者向けなのか?」「買ってから失敗するのは嫌だ」と思っている方は多いでしょう。ここからは、ドローン初心者がMavic Airを操縦した感想を紹介します。

操作が簡単

Mavic Airは、スマートフォンが搭載できる薄型折りたたみ式で操縦をします。送信機の左右に搭載されているコントロールスティックで機体を「上下左右」に動かすので、ゲームのコントローラー感覚で飛ばすことが可能。スティックを離すとホバリングをするので、万が一、操作に慌ててしまったときはスティックから手を離せば安心です。

映像や写真の撮影は、スマートフォンに映し出されている「撮影マーク」をタップするだけでOK。コントローラーのダイヤルを回すとカメラのアングルが上下に切り替わります。初めてドローンを操縦するときは上手に飛ばせるか不安でしたが、直感で使いこなせるほど操作がシンプルなので、ドローン初心者にもおすすめです。

また、離陸したポイントを記録する機能も搭載されており、「Return To Home」ボタンを利用することで、機体が自動的に飛ばした位置に戻ってきます。

持ち運びがラク

Mavic Airの魅力は携帯性に優れていることです。「Phantom 4 Pro」や「Mavic 2」などの期待サイズが大きいモデルはリュックにも入らないことが多く、アクセスの悪い環境では飛ばしづらいというデメリットもあります。しかし、Mavic Airは手のひらサイズかつ軽量なので、小さめのリュックにもすっぽりと収納できます。登山やキャンプなどのシーンにも最適です。

安全性に優れている

Mavic Airには「障害物検知機能」が搭載されており、木の枝や岩壁、人や物に近づくと自動で止まるシステムが作動します。日本では、ドローンの操縦を誤った結果、人に落下して大怪我をさせる事例も起こっているので、初心者の方は特に安全性の優れたドローンを選ぶべきです。

ドローンを求めている人の中には、「木や枝の間を通したい」「頭上を飛行させるような印象的な映像を撮影したい」と思っている方も多いでしょう。Mavic Airは、障害物検知機能を任意でON・OFFに設定できるので、周囲の安全を確保したうえで攻めた映像も可能です。

バッテリーは2〜3個購入しておくべき

Mavic Airの最大飛行時間は約21分とDJIの公式ホームページに記載されています。実際に飛行させたところ、風や操作の影響もあり20分程度でした。旅先などでドローンを飛ばしたい場合はバッテリー1個だけでは物足りないのが正直な感想です。

バッテリーが3個あれば、単純計算で60分は飛行できるので、撮影シーンに合わせてバッテリーを揃えておきましょう。DJI公式サイトで販売されている「コンボセット」は、合計3つのバッテリーがついてくるので、旅先でドローンを使用したい方におすすめです。

まとめ

この記事では、DJIから発売されているドローン「Mavic Air」をご紹介しました。コンパクトかつ軽量ながら4K撮影や、アクティブトラック、クイックショットなど、多彩な撮影モードが搭載されています。モバイル端末により直感的な操作が可能なので、初めてドローンを購入する方にもおすすめです。

Mavic Airは航空法に基づき飛行させることが義務付けられているので、勝手に飛ばすのではなく、国土交通省や各自治体の許可を得てから飛行させましょう。